レッスン 1: レポートの作成 (レポート ビルダ 1.0)
このレッスンではレポート ビルダを起動し、2 列のレポートを作成してからそのレポートを実行します。レポート ビルダは、レポート マネージャから [レポート ビルダ] をクリックするか、または URL を使用して開くことができます。組織においてレポート サーバーが SharePoint 統合モードで動作している場合、SharePoint ライブラリでレポート ビルダを開く方法としては、[新規作成] メニューを使用する、モデルを選択してショートカット メニューの [レポート ビルダへの読み込み] をクリックする、レポートを選択してショートカット メニューの [レポート ビルダでの編集] をクリックする、レポート ビューア Web パーツの [操作] メニューからレポート ビルダを選択する、などの方法があります。
注 : Reporting Services がネイティブ モードと SharePoint 統合モードのどちらで動作しているかわからない場合は、データベース管理者に問い合わせてください。
たとえば、会社で販売している衣料製品のうち、過去 2 年間の販売数量が 100 着を超える製品、または同期間の合計販売数量が 1000 着を超える製品品目を表示するとします。適切なデータを取得するには、過去 2 年間の販売数量を返す計算フィールドと、過去 2 年間の製品品目ごとの販売数量を返す計算フィールドを作成する必要があります。目的のデータのみをレポートに表示するには、衣料製品だけを返すようにレポート全体にフィルタを適用する必要もあります。さらに、衣料製品の中で、過去 2 年間の販売数量が 100 着を超える製品、または同期間の合計販売数量が 1000 着を超える製品品目だけを指定する必要があります。
URL を使用してレポート ビルダを起動するには
Web ブラウザのアドレス バーに、レポート サーバーの URL を入力します。
既定の URL は、http://<servername>/reports です。
[レポート ビルダ] をクリックします。
注意 |
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レポート ビルダのボタンが表示されない場合は、適切な権限が与えられていません。管理者に問い合わせてください。 |
レポート ビルダがローカル コンピュータにダウンロードされ、起動します。レポート ビルダを開くには、毎回上記の手順を実行する必要があります。
レポート マネージャを使用してレポート ビルダを起動するには
Web ブラウザで、アドレス バーにレポート サーバーの URL を入力します。
既定の URL は、http://<servername>/reports です。
[レポート ビルダ] をクリックします。
注意 |
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レポート ビルダのボタンが表示されない場合は、適切な権限が与えられていません。管理者に問い合わせてください。 |
レポート ビルダがローカル コンピュータにダウンロードされ、起動します。レポート ビルダを開くには、毎回上記の手順を実行する必要があります。
レポート ビルダを SharePoint 統合モードで起動するには
組織において Reporting Services が SharePoint 統合モードで動作している場合は、Web ブラウザで SharePoint ライブラリへの完全修飾 URL を入力します。
既定では、完全修飾 URL は、http://<servername>/sites/site1/DocumentLibrary1/Folder1 のようになります。
[新規作成] メニューの [レポート ビルダ レポート] をクリックします。
[レポート ビルダ] ウィンドウが開きます。
注意 |
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[レポート ビルダ レポート] がメニューにない場合はおそらく、レポート ビルダがこの SharePoint ライブラリ用に構成されていません。管理者に問い合わせてください。 |
レポートを作成するには
[作業の開始] ペインで、AdventureWorks を選択します。
[レポート レイアウト] で、[表 (多桁式)] を選択し、[OK] をクリックします。
[エクスプローラ] ペインの [エンティティ] ボックスで、[Product] を選択します。
[フィールド] ボックスで、[Name] をダブルクリックします。
Name フィールドがデザイン領域に追加されます。
[エンティティ] ボックスで [Sales] を選択します。
[フィールド] ボックスで、[#Sales] をダブルクリックします。
これは、各製品と製品ごとに行われた販売取引の数量を単純に一覧表示するレポートです。
レポートを実行するには
[表示] メニューの [レポートの実行] をクリックします。
結果は、2 列、12 ページのレポートになります。
デザイン領域に戻るには、[表示] メニューの [レポートのデザイン] をクリックします。
これで、基本レポートを正しく作成できました。次のレッスンでは、既存のフィールドの式を編集し、そのフィールドを新たな計算フィールドとして保存します。詳細については、「レッスン 2: 計算フィールドの作成 (レポート ビルダ 1.0)」を参照してください。