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プライマリ エンティティとその関連データの操作 (レポート ビルダ 1.0)

1 つまたは複数のフィールドやエンティティ自体をデザイン領域にドラッグすると、そのエンティティがプライマリ エンティティになります。プライマリ エンティティは、そのレポートのコンテキストです。たとえば、過去 1 か月間に会社で生じた収益を示すレポートを作成したいとします。その場合は、データ ソースを確認した後で、Sales Order エンティティの Ship Date と Sum Total Due の各フィールドを選択して、デザイン領域にドラッグします。このとき、Sales Order エンティティがプライマリ エンティティになります。プライマリ エンティティは、レポートのコンテキストです。このコンテキストにより、基になるデータベースに格納されているデータをレポートの実行時に取得するために必要な情報がレポート ビルダに提供されます。

レポートがコンテキストに配置されると、レポート ビルダには、プライマリ エンティティに関連していないエンティティが表示されなくなります。たとえば、Ship Date と Sum Total Due の各フィールドをデザイン領域に追加した場合は、Sales Order に関連したエンティティだけが [エクスプローラ] ペインの [エンティティ] 領域に表示されます。"Sales Order" が太字表示になり、Sales、Customer、Sales Person、Territory などの関連エンティティは、Sales Order エンティティの入れ子になります。プライマリ エンティティとその関連エンティティとの間で移動するには、エンティティをクリックします。フィールドまたはエンティティをデザイン領域にドラッグすると、エンティティ名が太字で表示されます。

プライマリ エンティティの変更

デザイン領域にどのフィールドやエンティティをドラッグするかによって、プライマリ エンティティが変更される場合があります。プライマリ エンティティの変更は、関連エンティティの値を 1 つ含んでいるフィールドをドラッグして、デザイン領域のプライマリ エンティティ フィールドの右側にドロップすると発生します。前の例で言えば、Sales エンティティの Sales ID エンティティをデザイン領域に追加したとします。このフィールドを追加すると、プライマリ エンティティは Sales Order から Sales に変更されます。プライマリ エンティティをこのように変更すると、レポートへの追加が可能な Sales エンティティに関するすべての情報を表示できるようになります。Sales エンティティは、レポートの新しいコンテキストになります。

エンティティ間の関係

エンティティは、データのソース内の他のエンティティと一対一または一対多の関係になります。一対一関係の例は、Product エンティティと Product Model エンティティです。つまり、どの製品も特定の製品モデルに基づいています。一対多関係の例は、Customer エンティティと Sales Orders エンティティです。つまり、顧客 1 人につき、複数の販売注文が存在する可能性があります。関連エンティティ (ロールともいう) は選択したエンティティの下にインデントされます。これにより、選択したエンティティに関連する他のエンティティに移動できるようになります。