ドライバのパフォーマンス データをプロファイルする方法 (ODBC)
SQLPERF 構造体は、Odbcss.h で定義されます。
パフォーマンス データのログ ファイルの作成と、SQLPERF データ構造体からのパフォーマンス データの直接表示の例を示す完全なサンプル コードがあります。完全なサンプル コードは、CreateAndDisplayPerformanceLog.cpp ファイルにあります。このファイルは、MSDN の SQL Server ダウンロード ページからダウンロードできます。このサンプルは、Microsoft Visual C++ 2005 を使用して、ODBC 3.0 以降用に開発されています。
セキュリティに関する注意 |
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可能な場合は、Windows 認証を使用します。Windows 認証が使用できない場合は、実行時に資格情報を入力するようユーザーに求めます。資格情報をファイルに保存するのは避けてください。資格情報を保存する必要がある場合は、Win32 Crypto API を使用して暗号化してください。 |
ODBC アドミニストレータを使用してドライバのパフォーマンス データをログに記録するには
[コントロール パネル] で、[管理ツール] をダブルクリックし、[データ ソース (ODBC)] をダブルクリックします。または、odbcad32.exe を呼び出すことができます。
[ユーザー DSN]、[システム DSN]、または [ファイル DSN] タブをクリックします。
パフォーマンスのログを記録するデータ ソースをクリックします。
[構成] をクリックします。
Microsoft SQL Server DSN 構成ウィザードで、[ODBC ドライバの統計情報ログを以下のログ ファイルに保存する] チェック ボックスが含まれているページに移動します。
[ODBC ドライバの統計情報ログを以下のログ ファイルに保存する] チェック ボックスをオンにします。ボックスに、統計をログに記録するファイルの名前を入力します。[参照] をクリックし、統計ログのファイル システムを参照することもできます。
ドライバのパフォーマンス データをプログラムを使用してログに記録するには
SQL_COPT_SS_PERF_DATA_LOG およびパフォーマンス データ ログ ファイルの完全なパスとファイル名を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出します。次に例を示します。
"C:\\Odbcperf.log"
SQL_COPT_SS_PERF_DATA および SQL_PERF_START を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出し、パフォーマンス データのログ記録を開始します。
また、SQL_COPT_SS_LOG_NOW および NULL を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出し、パフォーマンス データのタブ区切りのレコードをパフォーマンス データ ログ ファイルに書き込むこともできます。これは、アプリケーションの実行時に複数回実行できます。
SQL_COPT_SS_PERF_DATA および SQL_PERF_STOP を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出し、パフォーマンス データのログ記録を停止します。
ドライバのパフォーマンス データをアプリケーションにプルするには
SQL_COPT_SS_PERF_DATA および SQL_PERF_START を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出し、パフォーマンス データのプロファイルを開始します。
SQL_COPT_SS_PERF_DATA および SQLPERF 構造体を指すポインタのアドレスを使用して SQLGetConnectAttr を呼び出します。最初の呼び出しでは、現在のパフォーマンス データを含む有効な SQLPERF 構造体のアドレスを指すポインタが設定されます。ドライバは、パフォーマンス構造体内のデータを継続的に更新しません。アプリケーションでは、より最新のパフォーマンス データで構造体の更新が必要になるたびに、SQLGetConnectAttr への呼び出しを繰り返す必要があります。
SQL_COPT_SS_PERF_DATA および SQL_PERF_STOP を使用して SQLSetConnectAttr を呼び出し、パフォーマンス データのログ記録を停止します。