sys.dm_io_virtual_file_stats (Transact-SQL)
データとログ ファイルの I/O 統計を返します。この動的管理ビューは、fn_virtualfilestats 関数に代わるものです。
構文
sys.dm_io_virtual_file_stats (
{ database_id | NULL }
, { file_id | NULL }
)
引数
database_id| NULL
データベースの ID を指定します。database_id のデータ型は int で、既定値はありません。有効な入力値は、データベースの ID 番号または NULL です。NULL を指定した場合、SQL Server インスタンス内のすべてのデータベースが返されます。組み込み関数 DB_ID を指定できます。データベース名を指定しないで DB_ID を使用する場合、現在のデータベースの互換性レベルは 90 である必要があります。
file_id| NULL
ファイルの ID を指定します。file_id のデータ型は int で、既定値はありません。有効な入力値は、ファイルの ID 番号または NULL です。NULL を指定した場合、データベース上のすべてのファイルが返されます。現在のデータベース内のファイルを参照する組み込み関数 FILE_IDEX を指定できます。
返されるテーブル
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
database_id |
smallint |
データベースの ID。 |
file_id |
smallint |
ファイルの ID。 |
sample_ms |
int |
コンピューターの起動後に経過した時間 (ミリ秒単位)。この列は、この関数からのさまざまな出力を比較する際に使用できます。 |
num_of_reads |
bigint |
ファイルで実行された読み取りの数。 |
num_of_bytes_read |
bigint |
ファイルで読み込まれた総バイト数。 |
io_stall_read_ms |
bigint |
ファイルでの読み取りをユーザーが待機した総時間 (ミリ秒単位)。 |
num_of_writes |
bigint |
ファイルで実行された書き込みの数。 |
num_of_bytes_written |
bigint |
ファイルに書き込まれた総バイト数。 |
io_stall_write_ms |
bigint |
ファイルでの書き込み完了をユーザーが待機した総時間 (ミリ秒単位)。 |
io_stall |
bigint |
ファイルでの I/O 完了をユーザーが待機した総時間 (ミリ秒単位)。 |
size_on_disk_bytes |
bigint |
ファイルに対して使用されているディスク上のバイト数。スパース ファイルの場合、この数値は、データベース スナップショットに使用されているディスク上の実際のバイト数になります。 |
file_handle |
varbinary |
ファイルの Windows ファイル ハンドル。 |
例
次の例では、AdventureWorks2008R2 データベースのログ ファイルに関するすべての統計を返します。
SELECT * FROM sys.dm_io_virtual_file_stats(DB_ID(N'AdventureWorks2008R2'), 2);
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