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  • [アーティクル]

[権限借用情報] ダイアログ ボックス (Analysis Services - 多次元データ)

[権限借用情報] ダイアログ ボックスを使用すると、Analysis Services オブジェクトによって使用されるセキュリティ資格情報に関する情報を指定できます。[権限借用情報] ダイアログ ボックスは次の方法で表示します。

  • SQL Server Management Studio の [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[データ ソースの権限借用情報] プロパティの [...] をクリックします。

  • SQL Server Management Studio の [アセンブリのプロパティ] ダイアログ ボックスで権限借用情報プロパティの [...] をクリックします。

オプション

  • [特定のユーザー名とパスワードを使用する]
    このオプションを選択すると、Analysis Services オブジェクトにより、指定の Windows ユーザー アカウントのセキュリティ資格情報が使用されます。処理、ROLAP クエリ、不一致バインド、ローカル キューブ、マイニング モデル、リモート パーティション、リンク オブジェクト、ターゲットからソースへの同期に、指定した資格情報が使用されます。ただし、DMX OPENQUERY ステートメントの場合はこのオプションは無視され、指定したユーザーのアカウントではなく現在のユーザーの資格情報が使用されます。

  • [ユーザー名]
    選択した Analysis Services オブジェクトで使用するユーザー アカウントのドメインと名前を入力します。ユーザー アカウントのドメインと名前は、次の形式で指定します。

    <Domain name>\<User account name>

    注意注

    このオプションは、[特定のユーザー名とパスワードを使用する] がオンになっている場合にのみ有効になります。

  • [パスワード]
    選択した Analysis Services オブジェクトで使用するユーザー アカウントのドメインと名前を入力します。

  • [サービス アカウントを使用する]
    このオプションを選択すると、Analysis Services オブジェクトを管理する Analysis Services サービスに関連付けられているセキュリティ資格情報が使用されます。処理、ROLAP クエリ、リモート パーティション、リンク オブジェクト、ターゲットからソースへの同期に、サービス アカウント資格情報が使用されます。DMX OPENQUERY ステートメントの場合は、ローカル キューブとマイニング モデルに現在のユーザーの資格情報が使用されます。不一致バインドに対してはこのオプションはサポートされません。

  • [現在のユーザーの資格情報を使用する]
    このオプションを選択すると、Analysis Services オブジェクトにより、不一致バインド、DMX OPENQUERY、ローカル キューブ、マイニング モデルに現在のユーザーのセキュリティ資格情報が使用されます。処理、ROLAP クエリ、リモート パーティション、リンク オブジェクト、ターゲットからソースへの同期に対しては、このオプションはサポートされません。

  • [既定]
    このオプションを選択すると、Analysis Services の既定のユーザー アカウントの資格情報が使用されます。このオプションでは、オブジェクトの処理、サーバーの同期、OpenQuery データ マイニング ステートメントの実行に、データベースの既定の設定が使用されます。データベース レベルで既定の設定を指定する方法の詳細については、「データベースのプロパティ (Analysis Services - 多次元データ)」を参照してください。

    既定では、DataSourceImpersonationInfo データベースのプロパティは [サービス アカウントを使用する] に設定されます。DataSourceImpersonationInfo プロパティの値に関係なく、不一致バインド、ROLAP クエリ、ローカル キューブ、データ マイニング モデルには現在のユーザーの資格情報が使用されます。