sp_helpsubscription_properties (Transact-SQL)

MSsubscription_properties テーブルからセキュリティ情報を取得します。このストアド プロシージャはサブスクライバ側で実行されます。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_helpsubscription_properties [ [ @publisher = ] 'publisher' ]
    [ , [ @publisher_db =] 'publisher_db' ] 
    [ , [ @publication =] 'publication' ]
    [ , [ @publication_type = ] publication_type ] 

引数

• [ @publisher=] 'publisher'
  パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は % です。これは、すべてのパブリッシャに関する情報を返すことを示します。

• [ @publisher_db=] 'publisher_db'
  パブリッシャ データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は % です。これは、すべてのパブリッシャ データベースに関する情報を返すことを示します。

• [ @publication=] 'publication'
  パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。これは、すべてのパブリケーションに関する情報を返すことを示します。

• [ @publication_type=] publication_type
  パブリケーションのタイプを指定します。publication_type のデータ型は int で、既定値は NULL です。指定する場合、publication_type は次のいずれかの値にする必要があります。

  値	説明
  0	トランザクション パブリケーション
  1	スナップショット パブリケーション
  2	マージ パブリケーション

結果セット

列名	データ型	説明
publisher	sysname	パブリッシャの名前です。
publisher_db	sysname	パブリッシャ データベースの名前です。
publication	sysname	パブリケーションの名前です。
publication_type	int	パブリケーションのタイプです。 0 = トランザクション 1 = スナップショット 2 = マージ
publisher_login	sysname	パブリッシャで使用する SQL Server 認証用のログイン ID です。
publisher_password	nvarchar(524)	パブリッシャで使用する SQL Server 認証用の (暗号化されている) パスワードです。
publisher_security_mode	int	パブリッシャで使用されているセキュリティ モードです。 0 = SQL Server 認証 1 = Windows 認証
distributor	sysname	ディストリビュータの名前です。
distributor_login	sysname	ディストリビュータ ログインです。
distributor_password	nvarchar(524)	暗号化されたディストリビュータ パスワードです。
distributor_security_mode	int	ディストリビュータで使用されているセキュリティ モードです。 0 = SQL Server 認証 1 = Windows 認証
ftp_address	sysname	これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用のファイル転送プロトコル (FTP) サービスのネットワーク アドレスです。
ftp_port	int	これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用 FTP サービスのポート番号です。
ftp_login	sysname	これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスへの接続に使用されるユーザー名です。
ftp_password	nvarchar(524)	これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスへの接続に使用されるユーザー パスワードです。
alt_snapshot_folder	nvarchar(255)	スナップショットの代替フォルダの場所を指定します。
working_directory	nvarchar(255)	データ ファイルとスキーマ ファイルを保存するために使用する作業ディレクトリ名です。
use_ftp	bit	標準のプロトコルの代わりに FTP を使用してスナップショットを取得することを指定します。1 の場合、FTP が使用されます。
dts_package_name	sysame	データ変換サービス (DTS) パッケージの名前を指定します。
dts_package_password	nvarchar(524)	パッケージのパスワード (ある場合) を指定します。
dts_package_location	int	DTS パッケージが格納されている場所です。 0 の場合、パッケージの場所はディストリビュータになります。 1 の場合、パッケージの場所はサブスクライバになります。
offload_agent	bit	エージェントをリモートから起動できるかどうかを指定します。0 の場合、エージェントをリモートから起動できません。
offload_server	sysname	リモートからのアクティブ化に使用するサーバーのネットワーク名を指定します。
dynamic_snapshot_location	nvarchar(255)	スナップショット ファイルが保存されるフォルダへのパスを指定します。
use_web_sync	bit	サブスクリプションが HTTPS を経由して同期した場合に指定します。1 の値は、この関数が有効であることを意味します。
internet_url	nvarchar(260)	Web 同期中にレプリケーション リスナの位置を表す URL です。
internet_login	nvarchar(128)	基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインです。
internet_password	nvarchar(524)	基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインのパスワードです。
internet_security_mode	int	Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときに使用されるログイン認証モードです。1 の場合 Windows 認証を、0 の場合基本認証を指定します。
internet_timeout	int	Web 同期の要求期限が切れるまでの期間 (秒) です。
hostname	nvarchar(128)	この関数が WHERE 句のパラメータ化された行フィルタで使用される場合の HOST_NAME() の値を指定します。

リターン コード値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

説明

sp_helpsubscription_properties は、スナップショット レプリケーション、トランザクション レプリケーション、およびマージ レプリケーションで使用します。

権限

sp_helpsubscription_properties を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。

関連項目

参照

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)