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sp_helpdb (Transact-SQL)

指定されたデータベースまたはすべてのデータベースに関する情報を返します。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_helpdb [ [ @dbname= ] 'name' ]

引数

  • [ @dbname= ] 'name'
    情報を報告するデータベースの名前を指定します。name のデータ型は sysname で、既定値はありません。name が指定されていない場合、sp_helpdbsys.databases カタログ ビュー内のすべてのデータベースについての情報を返します。

リターン コードの値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

結果セット

列名

データ型

説明

name

sysname

データベース名です。

db_size

nvarchar(13)

データベースの総サイズです。

owner

sysname

データベースの所有者 (sa など) です。

dbid

smallint

データベース ID です。

created

nvarchar(11)

データベースの作成日です。

status

nvarchar(600)

データベースで現在設定されているデータベース オプションの、コンマで区切られたリストです。

ブール値を持つオプションは、有効になっている場合にのみリストに追加されます。ブール値以外の値をとるオプションは、対応する値と共に option_name=value の形式でリストに追加されます。

詳細については、「ALTER DATABASE (Transact-SQL)」を参照してください。

compatibility_level

tinyint

データベースの互換性レベル (60、65、70、80、および 90) です。

name を指定した場合は、以下のように、指定したデータベースのファイル割り当てを示す結果セットも返されます。

列名

データ型

説明

name

nchar(128)

論理ファイル名です。

fileid

smallint

ファイル ID です。

filename

nchar(260)

オペレーティング システム ファイル名 (物理ファイル名) です。

filegroup

nvarchar(128)

ファイルが属するファイル グループです。

NULL = ファイルはログ ファイルです。ログ ファイルはファイル グループのメンバーにはなりません。

size

nvarchar(18)

ファイル サイズ (MB 単位) です。

maxsize

nvarchar(18)

ファイルの最大拡張サイズです。このフィールドの値が UNLIMITED である場合、ディスクがいっぱいになるまでファイルを拡張できることを示します。

growth

nvarchar(18)

ファイルを拡張するときの増分です。これは、新たに領域が必要になるたびにファイルに追加する容量を示します。

usage

varchar(9)

ファイルの使い方を示します。データ ファイルの場合、値は 'data only' で、ログ ファイルの場合、値は 'log only' です。

説明

結果セットの status 列は、データベース内で ON に設定されているオプションを報告します。すべてのデータベース オプションが status 列で報告されるわけではありません。現在のデータベース オプション設定の完全なリストを表示するには、sys.databases カタログ ビューを使用します。

権限

特定の 1 つのデータベースを指定する場合、そのデータベース内の public ロールのメンバーシップである必要があります。データベースを指定しない場合、master データベース内の public ロールのメンバーシップである必要があります。

データベースにアクセスできない場合、sp_helpdb はエラー メッセージ 15622 と、データベースについてできるだけ多くの情報を表示します。

A. 特定のデータベースに関する情報を返す

次の例では、AdventureWorks2008R2 データベースに関する情報を表示します。

EXEC sp_helpdb N'AdventureWorks2008R2';

B. すべてのデータベースに関する情報を返す

次の例では、SQL Server を実行するサーバー上のすべてのデータベースに関する情報を表示します。

EXEC sp_helpdb;
GO