sp_addtabletocontents (Transact-SQL)
現在追跡テーブルに含まれていないソース テーブル内の行への参照をマージ追跡テーブルに挿入します。マージ追跡トリガを起動しない bcp を使用して大量のデータを一括で読み込んだ場合は、このオプションを使用します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。
構文
sp_addtabletocontents [ @table_name = ] 'table_name'
[ , [ @owner_name = ] 'owner_name' ]
[ , [ @filter_clause = ] 'filter_clause' ]
引数
[ @table_name = ] 'table_name'
テーブルの名前を指定します。table_name のデータ型は sysname で、既定値はありません。[ @owner_name=] 'owner_name'
テーブルの所有者の名前を指定します。owner_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。[ @filter_clause= ] 'filter_clause'
新たに読み込まれたデータのうち、どの行をマージ追跡テーブルに追加するかを制御するフィルタ句を指定します。filter_clause は nvarchar(4000) で、既定値は NULL です。filter_clause が NULL の場合、一括で読み込まれたすべての行が追加されます。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
説明
sp_addtabletocontents はマージ レプリケーションでのみ使用できます。
table_name 内の行は rowguidcol により参照され、その参照がマージ追跡テーブルに追加されます。sp_addtabletocontents は、マージ レプリケーションを使用してパブリッシュされたテーブルへのデータの一括コピー後に使用する必要があります。このストアド プロシージャは、コピーされた行のトラッキングを実行し、次の同期処理の際に新しい行を確実に挿入します。
権限
sp_addtabletocontents を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。