sys.dm_os_sys_info (Transact-SQL)
SQL Server がインストールされているコンピューターに関する情報 (SQL Server で使用/消費されるリソースなど) を返します。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
cpu_ticks |
bigint |
現在の CPU のティック数。CPU のチックは、プロセッサの RDTSC カウンターから取得されます。この数値は単純に増加します。 |
ms_ticks |
bigint |
コンピューターの起動後に経過した時間 (ミリ秒単位)。 |
cpu_count |
int |
システム上の論理 CPU の数。 |
hyperthread_ratio |
int |
論理コア数と物理コア数の比率。このコアは 1 つの物理プロセッサ パッケージによって公開されます。 |
physical_memory_in_bytes |
bigint |
使用できる物理メモリの量。 |
virtual_memory_in_bytes |
bigint |
ユーザー モードのプロセスで使用できる仮想メモリの量。これを使用すると、SQL Server が 3-GB スイッチを使用して起動されたかどうかを判別できます。 |
bpool_committed |
int |
バッファー プールにある 8 KB バッファーの数。バッファー プール内のコミット済み物理メモリの量を表します。バッファー プール内の予約済みメモリは含まれません。 |
bpool_commit_target |
int |
バッファー プールで必要とされる 8 KB バッファーの数。目標量は、システムの現在の状態などのさまざまな入力を基に計算されます。これには、システム負荷、実行中のプロセスにより要求されているメモリ、コンピューターに用意されているメモリの量、構成パラメーターなどが含まれます。bpool_commit_target が bpool_committed 値より大きい場合、バッファー プールは追加メモリの取得を試みます。bpool_commit_target が bpool_committed 値よりも小さい場合、バッファー プールは縮小されます。 |
bpool_visible |
int |
プロセス仮想アドレス空間内で直接アクセスできる、バッファー プールの 8 KB バッファーの数。AWE (Address Windowing Extensions) を使用しない場合、バッファー プールがメモリ ターゲットを取得していると (bpool_committed = bpool_commit_target)、bpool_visible の値は bpool_committed の値と同じになります。 SQL Server の 32 ビット版で AWE を使用している場合、bpool_visible は、バッファー プールによって割り当てられている物理メモリへのアクセスに使用される AWE マッピング ウィンドウのサイズを表します。このマッピング ウィンドウのサイズはプロセスのアドレス空間にバインドされています。したがって、参照可能なメモリの量はコミット済みメモリの量よりも小さくなります。また、データベース ページ以外の目的でメモリを使用する初期コンポーネントによって、さらに小さくなる可能性があります。bpool_visible の値が小さすぎる場合は、メモリ不足のエラーが返されることがあります。 |
stack_size_in_bytes |
int |
SQL Server によって作成された各スレッドの呼び出し履歴のサイズ。 |
os_quantum |
bigint |
非プリエンプティブ タスクのクォンタム (ミリ秒単位)。クォンタム (秒) = os_quantum / CPU のクロック速度です。 |
os_error_mode |
int |
SQL Server プロセスのエラー モード。 |
os_priority_class |
int |
SQL Server プロセスの優先度クラスを指定します。NULL 値が許容されます。 32 = 通常 (エラー ログには、SQL Server が通常の優先度ベース (=7) で起動されていると記録されます。) 128 = 高 (エラー ログには、SQL Server が高い優先度ベース (=13) で起動されていると記録されます。) 詳細については、「priority boost オプション」を参照してください。 |
max_workers_count |
int |
作成可能なワーカーの最大数。 |
scheduler_count |
int |
SQL Server プロセス内で構成されたユーザー スケジューラの数。 |
scheduler_total_count |
int |
SQL Server 内のスケジューラの総数。 |
deadlock_monitor_serial_number |
int |
現在のデッドロック監視シーケンスの ID。 |
sqlserver_start_time_ms_ticks |
bigint |
SQL Server が最後に起動したときの ms_tick 数。現在の ms_ticks 列と比較します。 |
sqlserver_start_time |
datetime |
SQL Server が最後に起動した日時。 |
affinity_type |
int |
SQL Server が使用する関係の種類について説明します。
値説明
1手動
2自動
|
affinity_type_description |
varchar(60) |
affinity_type 列の値について説明します。詳細については、「ALTER SERVER CONFIGURATION (Transact-SQL)」を参照してください。
値説明
MANUAL少なくとも 1 台の CPU に関係が設定されています。
AUTOSQL Server は必要に応じて CPU 間でスレッドを移動します。
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process_kernel_time_ms |
bigint |
すべての SQL Server スレッドがカーネル モードで費やした合計時間 (ミリ秒)。
注
この値にはサーバー上のすべてのプロセッサの時間が含まれるため、単一のプロセッサ クロックより大きくなる場合があります。
|
process_user_time_ms |
bigint |
すべての SQL Server スレッドがユーザー モードで費やした合計時間 (ミリ秒)。
注
この値にはサーバー上のすべてのプロセッサの時間が含まれるため、単一のプロセッサ クロックより大きくなる場合があります。
|
time_source |
int |
SQL Server がウォール クロック時間の取得に使用している API について説明します。 |
time_source_desc |
nvarchar(60) |
time_source 列の値について説明します。
値説明
QUERY_PERFORMANCE_COUNTERQueryPerformanceCounter API はウォール クロック時間を取得します。
MULTIMEDIA_TIMERウォール クロック時間を取得するマルチメディア タイマー API。
|
virtual_machine_type |
int |
SQL Server が仮想化環境で実行中かどうかを示します。NULL 値は許可されません。
値説明
0NONE
1HYPERVISOR
2その他
|
virtual_machine_type_desc |
nvarchar(60) |
virtual_machine_type 列について説明します。NULL 値は許可されません。
値説明
なしSQL Server は、仮想マシン内で実行されていません。
HYPERVISORSQL Server は、ハードウェアによってサポートされる仮想化を意味するハイパーバイザー内で実行中です。インスタンスがホスト OS で実行中の場合は、依然として HYPERVISOR が返されます。
その他SQL Server は、Microsoft Virtual PC など、ハードウェアのサポートを使用しない仮想マシン内で実行されています。
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権限
サーバー上に対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。