次の方法で共有


DSO のプロパティ

ここでは、SQL Server Analysis Services 構成ファイルに含まれる、Decision Support オブジェクト (DSO) に関連する要素について説明します。

Analysis Services のインスタンスに関する構成ファイルのプロパティを表示または変更するには、SQL Server Management Studio で、Analysis Services インスタンスを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。 また、構成ファイルはファイル msmdsrv.ini を開くことによって編集できます。通常、このファイルは C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.n\OLAP\Config にあります。この n は、インストールのシーケンス番号を示しています。

注意

構成ファイル内の接続文字列は暗号化された状態のままです。 接続文字列を変更してファイルを保存すると、次にファイルを開くときに、接続文字列の内容が暗号化されます。 接続文字列の値を確認するには、SQL Server Management Studio で Analysis Services 接続のプロパティ ウィンドウを使用します。

DSO\RepositoryConnectionString

RepositoryConnectionString は、SQL Server 2000 Analysis Services リポジトリを指す標準の OLEDB 接続文字列です。 リポジトリが Microsoft Access データベース (.mdb ファイル) の場合、そのファイルのパスはローカル パスです。

RepositoryConnectionString は、リポジトリがサーバーでローカルに使用できる場合に DSO によって使用されます。 DSO はサーバー名をチェックします。 サーバー名が localhost またはそのコンピューター名の場合、DSO では RepositoryConnectionString が使用されます。それ以外の場合は、RemoteRepositoryConnectionString が使用されます。

DSO\RemoteRepositoryConnectionString

RemoteRepositoryConnectionString は、SQL Server 2000 Analysis Services リポジトリを指す標準の OLEDB 接続文字列です。 リポジトリが Microsoft Access データベース (.mdb ファイル) の場合、そのファイルのパスは共有フォルダーのパスです。

RemoteRepositoryConnectionString は、リポジトリがリモート サーバーにある場合に DSO によって使用されます。 DSO はサーバー名をチェックします。 サーバー名が localhost またはそのコンピューター名の場合、DSO では RepositoryConnectionString が使用されます。それ以外の場合は、RemoteRepositoryConnectionString が使用されます。

DSO\LocksDirectory

LocksDirectory は、DSO がロックに関する情報を保持するフォルダーです。 このフォルダー内のロックに関する情報は、ユーザーが操作することなく、作成および削除されます。 すべての DSO アプリケーションに対応するこのフォルダーでは、ファイルを作成、変更、および削除するための完全なアクセス権が必要です。

LocksDirectory には、フォルダーのパスが含まれています。

DSO\RemoteLocksDirectory

RemoteLocksDirectory には、DSO アプリケーションのロックに関する情報が保持されている共有フォルダーのパスが含まれます。 ロック ディレクトリの説明については、「DSO\LocksDirectory」を参照してください。

注意

すべての DSO アプリケーションがロック ファイルの書き込み、更新、または削除を実行できるように、共有フォルダーでセキュリティを有効にする必要があります。