例 5 - Exists 関数を使用した許可されたセットの指定
この例では、データベース ロールに次の表に示したディメンション セキュリティ設定があります。
Attribute |
IsAllowed |
AllowedSet |
DeniedSet |
ApplyDenied |
VisualTotals |
---|---|---|---|---|---|
State |
True |
|
|
True |
True |
City |
True |
{San Jose, San Francisco} |
|
True |
True |
Gender |
False |
|
|
True |
False |
これらのディメンションのセキュリティ設定の結果は次のとおりです。
City 属性に指定されている許可されたセットは、City 属性に新しく追加されたメンバの表示を制限します。
State 属性の California メンバのみが表示されます (City 属性の許可されたセットには、California 州の都市である San Jose と San Francisco のみが含まれます。これは、許可されたセットは、City 属性を制限するだけではなく、State 属性の表示も California 州に限定することを表しています)。
Gender 属性は、この属性の IsAllowed プロパティが False に設定されているので表示されません。
City と State の両方の属性の VisualTotals プロパティが True に設定されているので、State 属性と All Level 属性の合計集計数には、データベース ロールによって表示可能な属性メンバ (この場合は San Jose と San Francisco の合計) しか含まれません。
結果セットの確認
データベース ロールのこれらのディメンション セキュリティ設定、およびすべてのセルへのキューブ アクセスに基づき、すべてのメンバに対するクエリが送信されると、次の結果セットがキューブから返されます。
All Level |
State |
City |
Gender |
Sales Amount |
---|---|---|---|---|
All Offices |
|
|
|
8600 |
|
California |
|
|
8600 |
|
|
San Jose |
|
4200 |
|
|
San Francisco |
|
4400 |