sp_helpreplicationdboption (Transact-SQL)

パブリッシャ側のデータベースでレプリケーションが有効になっているかどうかを示します。このストアド プロシージャは、任意のデータベース上のパブリッシャ側で実行されます。Oracle パブリッシャの場合はサポートされません。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_helpreplicationdboption [ [ @dbname =] 'dbname' ]
    [ , [ @type = ] 'type' ]
    [ , [ @reserved = ] reserved ]

引数

• [ @dbname=] 'dbname'
  データベースの名前を指定します。dbname のデータ型は sysname で、既定値は % です。値が % の場合は、パブリッシャ側のすべてのデータベースが結果セットに含まれます。それ以外の場合は、指定したデータベースの情報のみが返されます。ユーザーに適切な権限がないデータベースについての情報は返されません。詳細については以下を参照してください。

• [ @type=] 'type'
  指定したレプリケーション オプション (type の値) が有効になっているデータベースのみが含まれるように結果セットを制限します。type のデータ型は sysname で、次のいずれかの値を指定できます。

  値	説明
  publish	トランザクション レプリケーションを許可します。
  merge publish	マージ レプリケーションを許可します。
  replication allowed (既定)	トランザクション レプリケーションまたはマージ レプリケーションを許可します。

• [ @reserved= ] reserved
  既存のパブリケーションとサブスクリプションに関する情報を返すかどうかを指定します。reserved のデータ型は bit で、既定値は 0 です。1 を指定すると、結果セットには、指定したデータベースにパブリケーションまたはサブスクリプションが存在するかどうかの情報が含まれます。

結果セット

列名	データ型	説明
name	sysname	データベース名。
id	int	データベース識別子。
transpublish	bit	データベースでスナップショットまたはトランザクションのパブリッシュが有効になっているかどうかを示します。値が 1 の場合は、スナップショットまたはトランザクションのパブリッシュが有効になっています。
mergepublish	bit	データベースでマージ パブリッシュが有効になっているかどうかを示します。値が 1 の場合は、マージ パブリッシュが有効になっています。
dbowner	bit	ユーザーが db_owner 固定データベース ロールのメンバであるかどうかを示します。値が 1 の場合、ユーザーはこのロールのメンバです。
dbreadonly	bit	データベースが読み取り専用としてマークされているかどうかを示します。値が 1 の場合、データベースは読み取り専用です。
haspublications	bit	データベースに既存のパブリケーションがあるかどうかを示します。値が 1 の場合は、既存のパブリケーションがあります。
haspullsubscriptions	bit	データベースに既存のプル サブスクリプションがあるかどうかを示します。値が 1 の場合は、既存のプル サブスクリプションがあります。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

説明

sp_helpreplicationdboption は、スナップショット レプリケーション、トランザクション レプリケーション、およびマージ レプリケーションで使用します。

権限

sysadmin 固定サーバー ロールのメンバは、sp_helpreplicationdboption をすべてのデータベースについて実行できます。db_owner 固定データベース ロールのメンバは、sp_helpreplicationdboption をロールの対象となるデータベースについて実行できます。

関連項目

参照

sp_replicationdboption (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)