プロジェクトまたはソリューションとしてのスクリプトの保存
Microsoft Visual Studio を使い慣れている開発者であれば、SQL Server Management Studio のソリューション エクスプローラーにもすぐに慣れることができます。業務を支援するスクリプトはスクリプト プロジェクトにグループ化することができ、スクリプト プロジェクトはソリューションとしてまとめて管理できます。スクリプト プロジェクトまたはソリューションに格納したスクリプトは、グループとして一括して開けるほか、Visual SourceSafe などのソース管理製品にまとめて保存することができます。スクリプト プロジェクトは、スクリプトを適切に実行するための接続情報を保持し、テキスト ファイルなどの非スクリプト ファイルを保持することもできます。
次の実習では、AdventureWorks2008R2 データベースにクエリを実行する短いスクリプトを作成し、スクリプト プロジェクトとソリューションに格納します。
スクリプト プロジェクトとソリューションの使用
スクリプト プロジェクトとソリューションを作成するには
Management Studio を開き、オブジェクト エクスプローラーを使用してサーバーに接続します。
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクト名] ボックスに「StatusCheck」と入力し、[テンプレート] で [SQL Server スクリプト] をクリックして、[OK] をクリックします。新しいソリューションとスクリプト プロジェクトが開きます。
ソリューション エクスプローラーで [接続] を右クリックし、[新しい接続] をクリックします。[サーバーへの接続] ダイアログ ボックスが開きます。
[サーバー名] ボックスにサーバー名を入力します。
[オプション] をクリックし、[接続プロパティ] タブをクリックします。
[データベースへの接続] ボックスで [サーバーの参照] をクリックし、AdventureWorks2008R2 データベースを選択して、[接続] をクリックします。指定したデータベースを含む接続情報がプロジェクトに追加されます。
[プロパティ] ウィンドウが表示されない場合は、ソリューション エクスプローラーで新しい接続をクリックし、F4 キーを押します。接続のプロパティが表示され、初期データベースが AdventureWorks2008R2 であることなどの接続情報が示されます。
ソリューション エクスプローラーで接続を右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。SQLQuery1.sql という名前の新しいクエリが作成され、サーバー上の AdventureWorks2008R2 データベースに接続されます。さらに、スクリプト プロジェクトにこのクエリが追加されます。
クエリ エディターに次のクエリを入力します。ここでは、期限が設けられており、まだ開始日に至っていない作業命令の数を調べます (チュートリアル ウィンドウからコードをコピーして、貼り付けることができます)。
USE AdventureWorks2008R2; GO SELECT COUNT(WorkOrderID) FROM Production.WorkOrder WHERE DueDate < StartDate; USE AdventureWorks2008R2; GO SELECT COUNT(WorkOrderID) FROM Production.WorkOrder WHERE DueDate < StartDate;
注 クエリを入力するスペースが足りない場合は、Shift + Alt + Enter キーを押して全画面モードに切り替えてください。
ソリューション エクスプローラーで [SQLQuery1] を右クリックし、[名前の変更] をクリックします。クエリの新しい名前として「Check Workorders.sql」と入力し、Enter キーを押します。
ソリューションとスクリプト プロジェクトを保存するには、[ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。