Qtd (MDX)
時間ディメンションの Quarter レベルという制約の中で、指定されたメンバーと同じレベルにある兄弟メンバーのセットを返します。先頭は最初の兄弟、末尾は指定されたメンバーになります。
構文
Qtd( [ Member_Expression ] )
引数
- Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
説明
メンバー式が指定されていない場合、既定値は、メジャー グループ内の Time 型の最初のディメンションに含まれる Quarters 型のレベルを持つ最初の階層の現在のメンバーになります。
Qtd 関数は、レベル式引数を Quarter に設定した PeriodsToDate (MDX) 関数のショートカット関数です。つまり、Qtd(Member_Expression) と PeriodsToDate(Quarter_Level_Expression, Member_Expression) は機能的に等価です。
例
次の例では、Adventure Works キューブから、Date ディメンションに含まれる 2003 年第 3 四半期の最初の 2 か月を集計した Measures.[Order Quantity] メンバーの合計を返しています。
WITH MEMBER [Date].[Calendar].[First2MonthsSecondSemester2003] AS
Aggregate(
QTD([Date].[Calendar].[Month].[August 2003])
)
SELECT
[Date].[Calendar].[First2MonthsSecondSemester2003] ON COLUMNS,
[Product].[Category].Children ON ROWS
FROM
[Adventure Works]
WHERE
[Measures].[Order Quantity]