変数のプロパティを設定する方法
Integration Services でユーザー定義変数のプロパティを設定するには、次の機能のいずれかを使用します。
[変数] ウィンドウ。
[プロパティ] ウィンドウ。[プロパティ] ウィンドウには、Description、EvaluateAsExpression、Expression、ReadOnly、ValueType など、[変数] ウィンドウでは使用できない、変数を構成するためのプロパティが一覧表示されます。
注 |
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Integration Services には、更新できないプロパティを持つ一連のシステム変数もあります。 |
[変数] ウィンドウを使用したプロパティの設定
[変数] ウィンドウを使用して変数のプロパティを設定するには
Business Intelligence Development Studio で、使用するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラで、パッケージを右クリックして開きます。
[SSIS] メニューの [変数] をクリックします。
必要に応じて、View.Variables コマンドを [オプション] ダイアログ ボックスの [キーボード] ページで選択したキーの組み合わせにマップすることによって、[変数] ウィンドウを表示することもできます。
[変数] ウィンドウで、[すべての変数の表示] をクリックします。
必要に応じて、[変数列の選択] をクリックします。[変数列の選択] ダイアログ ボックスで、列オプションをオンまたはオフにします。
一覧から変数を選択し、[データ型] 列、[値] 列、[名前空間] 列、および [Raise Change Event] 列の値を更新します。
注 [値] 列の値は、[データ型] 列に指定されたデータ型と互換性がある必要があります。
更新されたパッケージを保存するには、[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウを使用したプロパティの設定
[プロパティ] ウィンドウを使用して、ユーザー定義変数のプロパティを設定する場合は、次の点に注意してください。
変数の値は、Value プロパティまたは Expression プロパティによって設定できます。既定では、EvaluateAsExpression プロパティが False に設定されており、Value プロパティによって変数の値が設定されます。式を使用して値を設定するには、EvaluateAsExpression を True に設定してから、Expression プロパティで式を指定します。Value プロパティには、自動的に式の評価結果が設定されます。
ValueType プロパティは、Value プロパティの値のデータ型を表します。Value が式によって設定される場合、ValueType は、式の評価結果と互換性があるデータ型に自動的に更新されます。たとえば、Value に 0 が含まれていて、ValueType プロパティに Int32 が含まれている場合に、Expression を GETDATE() に設定すると、Value に現在の日時が格納され、ValueType が DateTime に設定されます。
変数の [プロパティ] ウィンドウからは [式ビルダ] ダイアログ ボックスを開くことができます。このツールを使用すると、式の作成、検証、および評価を行うことができます。詳細については、「[式ビルダ]」および「Integration Services の式のリファレンス」を参照してください。
[プロパティ] ウィンドウを使用して変数のプロパティを設定するには
Business Intelligence Development Studio で、使用するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラで、パッケージを右クリックして開きます。
[表示] メニューの [プロパティ ウィンドウ] をクリックします。
SSIS デザイナで、[パッケージ エクスプローラ] タブをクリックし、[パッケージ] ノードを展開します。
パッケージの適用範囲の変数を変更するには、[変数] ノードを展開します。それ以外の場合は、変更する変数が含まれている [変数] ノードが表示されるまで、[イベント ハンドラ] または [実行可能ファイル] ノードを展開します。
変更するプロパティの変数をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、読み取り/書き込みの変数プロパティを更新します。ユーザー定義変数の場合は読み取り/読み取りのみのプロパティもあります。
次の表に、更新可能な変数を示します。
読み取り/書き込みプロパティ
更新操作
Description
説明を変更します。
EvaluateAsExpression
Value プロパティで式の評価結果を使用するには True に設定します。
Expression
[...] をクリックして [式ビルダ] ダイアログ ボックスを開き、グラフィック ツールを使用して式を作成するか、式を入力します。
Name
ユーザー定義変数の場合に、変数名を変更します。
Namespace
ユーザー定義変数の場合に、名前空間を変更します。
RaiseChangedEvent
変数の値が変更された場合にイベントを発生させるには True に設定します。
ReadOnly
ユーザー定義変数の場合に、変数を読み取り/書き込みにするには True に設定します。
Value
ユーザー定義変数の場合に、値を指定します。ValueType プロパティの値の型と互換性がある値を指定する必要があります。
ValueType
ユーザー定義変数の場合に、変数値のデータ型を指定します。
重要 Name プロパティと Namespace プロパティの値の最初の文字は、Unicode Standard 2.0 に定義されているアルファベット文字か、アンダースコア (_) にする必要があります。2 番目以降の文字では、Unicode Standard 2.0 に定義されている文字または数字と、アンダースコア (_) を使用できます。
更新されたパッケージを保存するには、[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックします。