トランザクションを使用するようにパッケージを構成する方法
トランザクションを使用するようにパッケージを構成する場合、次の 2 つのオプションがあります。
パッケージで 1 つのトランザクションを使用する。この場合、このトランザクションを開始するのはパッケージ自体で、パッケージ内の個々のタスクやコンテナはこの 1 つのトランザクションに参加します。
パッケージで複数のトランザクションを使用する。この場合、パッケージでトランザクションがサポートされますが、トランザクションを実際に開始するのはパッケージ内のタスクやコンテナになります。
次の手順では、これらの 2 つのオプションを構成する方法について説明します。
1 つのトランザクションの構成
このオプションでは、パッケージ自体が 1 つのトランザクションを開始します。このトランザクションを開始するようにパッケージを構成するには、パッケージの TransactionOption プロパティを Required に設定します。
次に、この 1 つのトランザクションに特定のタスクやコンテナを参加させます。トランザクションにタスクまたはコンテナを参加させるには、該当するタスクまたはコンテナの TransactionOption プロパティを Supported に設定します。
1 つのトランザクションを使用するようにパッケージを構成するには
Business Intelligence Development Studio で、トランザクションを使用するように構成するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラで、パッケージをダブルクリックして開きます。
[制御フロー] タブをクリックします。
制御フローのデザイン画面の背景で任意の場所を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、TransactionOption プロパティを Required に設定します。
[制御フロー] タブのデザイン画面で、トランザクションに登録するタスクまたはコンテナを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、TransactionOption プロパティを Supported に設定します。
注 トランザクションに接続を登録するには、トランザクションで接続を使用するタスクを登録します。詳細については、「Integration Services の接続」を参照してください。
トランザクションに登録する各タスクおよびコンテナに対して、手順 6. と 7. を繰り返します。
複数のトランザクションの構成
このオプションでは、パッケージでトランザクションがサポートされますが、パッケージ自体はトランザクションを開始しません。トランザクションをサポートするようにパッケージを構成するには、パッケージの TransactionOption プロパティを Supported に設定します。
次に、トランザクションを開始するかトランザクションに参加するように、パッケージ内の目的のタスクおよびコンテナを構成します。トランザクションを開始するようにタスクまたはコンテナを構成するには、該当するタスクまたはコンテナの TransactionOption プロパティを Required に設定します。
複数のトランザクションを使用するようにパッケージを構成するには
Business Intelligence Development Studio で、複数のトランザクションを使用するように構成するパッケージが含まれている Integration Services プロジェクトを開きます。
ソリューション エクスプローラで、パッケージをダブルクリックして開きます。
[制御フロー] タブをクリックします。
制御フローのデザイン画面の背景で任意の場所を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、TransactionOption プロパティを Supported に設定します。
注 パッケージでトランザクションがサポートされますが、トランザクションは、パッケージ内のタスクまたはコンテナによって開始されます。
[制御フロー] タブのデザイン画面で、トランザクションを開始するパッケージ内のタスクまたはコンテナを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、TransactionOption プロパティを Required に設定します。
トランザクションがコンテナによって開始される場合、トランザクションに登録するタスクまたはコンテナを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ウィンドウで、TransactionOption プロパティを Supported に設定します。
注 トランザクションに接続を登録するには、トランザクションで接続を使用するタスクを登録します。詳細については、「Integration Services の接続」を参照してください。
トランザクションを開始する各タスクおよびコンテナに対して、手順 6. ~ 9. を繰り返します。