トランザクション
SQL Server Native Client OLE DB プロバイダには、ローカル トランザクションのサポートが実装されています。コンシューマは、MS DTC (Microsoft 分散トランザクション コーディネータ) を使用して、分散トランザクションまたはコーディネートされたトランザクションを使用できます。複数のセッションにまたがってトランザクションを制御する必要があるコンシューマの場合、SQL Server Native Client OLE DB プロバイダを使用して、MS DTC によって起動および管理されるトランザクションを結合できます。
SQL Server Native Client OLE DB プロバイダでは、既定で自動コミット トランザクション モードが使用されます。このモードでは、コンシューマ セッションでの個々の操作が SQL Server のインスタンスに対する 1 つの完全なトランザクションを構成します。SQL Server Native Client OLE DB プロバイダの自動コミット モードはローカルなモードなので、自動コミット トランザクションが複数のセッションにまたがることはありません。
SQL Server Native Client OLE DB プロバイダで公開される ITransactionLocal インターフェイスにより、コンシューマは SQL Server のインスタンスに対する 1 つの接続で、明示的および暗黙的に開始されたトランザクションを使用できます。SQL Server Native Client OLE DB プロバイダでは、入れ子になったローカル トランザクションはサポートされません。