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埋め込みデータ接続/データ ソースおよび共有データ接続/データ ソース (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)

レポートのデータは、クエリが実行されたとき、またはレポートが処理されたときにデータ接続を使用して取得されます。データ接続は、リレーショナル データベース、多次元データベース、Web サービス、またはその他のデータ ソースに接続するための組み込みのデータ接続の種類の一覧から選択します。データ接続に関連して使用される用語を次に示します。

  • データ接続。   データ ソースとも呼ばれます。データ接続には、名前と接続の種類に依存する接続プロパティが含まれます。仕様上、資格情報はデータ接続に含まれません。データ接続では、外部データ ソースから取得する対象のデータは指定されません。取得するデータを指定するには、データセットを作成するときにクエリを指定します。

  • データ ソースの定義。   レポート データ ソースの XML 表現を含むファイルです。レポートをパブリッシュすると、データ ソースは、レポート定義とは別にデータ ソース定義としてレポート サーバーまたは SharePoint サイトに保存されます。たとえば、レポート サーバー管理者は、接続文字列や資格情報を更新することができます。ネイティブ レポート サーバー上でのファイルの種類は .rds です。SharePoint サイト上でのファイルの種類は .rsds です。

  • 接続文字列。   接続文字列は、データ ソースに接続するために必要な接続プロパティの文字列バージョンです。接続プロパティは、データ接続の種類に応じて異なります。例については、「レポート ビルダー 3.0 のデータ接続、データ ソース、および接続文字列」を参照してください。

  • 共有データ ソース。   複数のレポートで使用できるようにレポート サーバーまたは SharePoint サイト上に配置されたデータ ソースです。

  • 埋め込みデータ ソース。   レポート固有のデータ ソースとも呼ばれます。レポート内で定義され、そのレポートでのみ使用されるデータ ソースです。

  • 資格情報。   資格情報は、外部データへのアクセス許可を得るために指定する必要がある認証情報です。

埋め込みデータ ソースと共有データ ソースとでは、作成、格納、管理の方法が異なります。

注意注

レポート定義 (.rdl) は、Business Intelligence Development Studio のレポート ビルダー 3.0 およびレポート デザイナーで作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーとレポート ビルダー 3.0 でのレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。

共有データ ソース

共有データ ソースは、よく使用するデータ ソースがある場合に役立ちます。可能な限り共有データ ソースを使用することをお勧めします。レポートやレポートへのアクセスが管理しやすくなり、レポートやレポートからアクセスするデータ ソースの安全性を高めることができます。共有データ ソースが必要な場合は、システム管理者に依頼して作成してもらってください。

レポート ビルダーでは、共有データ ソースを作成できません。レポート サーバーを参照して共有データ ソースを選択することはできます。詳細については、「レポート ビルダー 3.0 のデータ接続、データ ソース、および接続文字列」を参照してください。

レポート デザイナーでは、レポート サーバー上の共有データ ソースを参照できません。ソリューション エクスプローラーでプロジェクトの一部として共有データ ソースを作成し、それをレポート サーバーに配置するかどうかを制御できます。自分のコンピューターまたはレポート サーバーで必要となる資格情報の相違により、データ ソースをローカルでのみ使用することを選択することもできます。詳細については、「データ接続、データ ソース、および接続文字列 (SSRS)」を参照してください。

このアイコン 共有データ ソースのアイコン は、レポート サーバーのフォルダー階層内の共有データ ソース アイテムを示します。

埋め込みデータ ソース

埋め込みデータ ソースは、レポート定義に保存されるデータ接続です。埋め込まれたデータ ソースの接続情報は、その情報が埋め込まれたレポートでのみ使用できます。埋め込みデータ ソースを定義および管理するには、[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスを使用します。

埋め込みデータ ソースと共有データ ソースの比較

次の表は、埋め込みデータ ソースと共有データ ソースの違いをまとめたものです。

説明

埋め込み

データ ソース

共有

データ ソース

データ接続がレポート定義に埋め込まれる

 使用可能

レポート サーバー上のデータ接続へのポインターがレポート定義に埋め込まれる

 使用可能

レポート サーバー上で管理

 使用可能 使用可能

共有データセットに必要

 使用可能

コンポーネントに必要

 使用可能

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データ ソースの資格情報

資格情報は、埋め込みデータ ソースの作成、クエリの実行、またはレポート処理中のデータの取得を行うために使用されます。データへのアクセスに使用する必要がある資格情報の種類は、データ ソースの所有者が決定します。資格情報は、レポート サーバー、SharePoint サイト、またはレポート作成環境にあるローカル コンピューター上のデータ接続とは別に管理されます。データ ソースの種類に応じて、資格情報をレポート サーバーに保存して入力を省略したり、各ユーザーに入力を要求するように設定したりすることができます。必要となる資格情報は、ローカル コンピューターとレポート サーバーのどちらからデータ ソースに接続しているかによって異なる場合があります。詳細については、「レポート ビルダー 3.0 での資格情報の指定」および「データ接続、データ ソース、および接続文字列 (SSRS)」を参照してください。