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XML 接続 (SSRS)

XML データ ソースのデータをレポートに含めるには、種類が XML のレポート データ ソースに基づいたデータセットが必要です。このビルトイン データ ソースの種類は、XML データ拡張機能に基づいています。このデータ ソースの種類を使用すると、XML ドキュメント、Web サービス、またはクエリに埋め込まれた XML に接続し、データを取得できます。

このデータ拡張機能は、接続文字列とは別に管理される資格情報およびパラメーターをサポートしています。

このトピックの情報を使用して、データ ソースを作成してください。手順の詳細については、「データ接続またはデータ ソースの追加および確認を行う方法 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」を参照してください。

この記事の内容

接続文字列

資格情報

クエリ

パラメーター

解説

操作方法に関するトピック

関連セクション

接続文字列

接続文字列を、HTTP 経由でアクセス可能な Web サービス、Web ベース アプリケーション、または XML ドキュメントを指す URL に設定する必要があります。XML ドキュメントの拡張子は XML にする必要があります。データセット クエリに埋め込まれた XML データに対し、空の接続文字列を使用することもできます。

次の例に、それぞれ Web サービスと XML ドキュメントに対する接続文字列の構文を示します。file:// プロトコルはサポートされません。

XML ドキュメントの種類

接続文字列の例

Web サービス

http://adventure-works.com/results.aspx

XML ドキュメント

https://localhost/XML/Customers.xml

埋め込み XML ドキュメント

接続文字列のその他の例については、「レポート ビルダー 3.0 のデータ接続、データ ソース、および接続文字列」を参照してください。

資格情報

クエリの実行、ローカルでのレポートのプレビュー、およびレポート サーバーからのレポートのプレビューには、資格情報が必要です。

レポートをパブリッシュした後、レポートをレポート サーバーで実行するときに、データを取得するための権限が有効であるように、データ ソースの資格情報を変更することが必要になる場合があります。

レポート作成クライアントから、次のオプションを使用して資格情報を指定します。

  • 現在の Windows ユーザー (統合セキュリティとも呼ばれます)。

  • 資格情報を必要としない。資格情報を選択しない場合には、匿名アクセスが使用されます。レポート サーバーが外部データ ソースに接続するための自動実行アカウントが定義済みであることを確認してください。XML データ処理拡張機能は、対象 URL または Web サービスに資格情報を渡しません。したがって、自動実行アカウントが定義されていないと接続に失敗します。詳細については、msdn.microsoft.com にある Reporting Services ドキュメント (SQL Serverオンライン ブック) の「自動実行アカウントの構成」を参照してください。

保存された資格情報や要求された資格情報はサポートされていません。Windows 統合セキュリティが無効になっていると、データの取得に Windows 統合セキュリティを使用できないので注意してください。保存された資格情報や要求された資格情報を指定すると、実行時にエラーが発生します。

詳細については、「データ接続、データ ソース、および接続文字列 (SSRS)」または「レポート ビルダー 3.0 での資格情報の指定」を参照してください。

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クエリ

クエリでは、レポート データセット用に取得するデータを指定します。クエリの結果セットの列には、データセットのフィールド コレクションが設定されます。レポートによって処理されるのは、クエリから取得された最初の結果セットだけです。

クエリを作成するにはテキスト ベースのクエリ デザイナーを使用する必要があります。クエリでは XML データを返す必要があります。

テキスト ベースのクエリ デザイナーの詳細については、「テキストベースのクエリ デザイナーのユーザー インターフェイス (レポート ビルダー 3.0)」を参照してください。

XML データ ソースに対して使用できるデータセット クエリの値を次の表に示します。

データセット クエリ

説明

既定の結果セットを作成するには、空のクエリを使用します。既定のクエリは、データ ソースを読み取り、最初のリーフ コレクションまで XML ノード階層をたどることによって作成されます。結果セットには、テキスト値を持つすべてのノード、および、そのパス上に存在するすべてのノード属性が格納されます。結果セットの列は、データセットのフィールドにマップされます。

要素パス

データ ソースから XML データを取得するときに使用するノードのシーケンスを指定します。

XML Query 要素

XML Query の必須の要素および省略可能な要素を次に示します。

XML データ ソース必須の XML 要素省略可能な XML 要素
Web サービスの場合 <Method Namespace= "名前空間" Name="MethodName" /> -- or -- <SoapAction> SOAP アクション </SoapAction> <ElementPath> 要素パス </ElementPath> <Method Namespace= "名前空間" Name="MethodName" /> -- or -- <SoapAction> SOAP アクション </SoapAction>
XML ドキュメントの場合 <ElementPath> 要素パス </ElementPath>
埋め込み XML ドキュメントの場合 <XmlData> 内部 XML</XmlData> <ElementPath> 要素パス </ElementPath> -- or -- <ElementPath IgnoreNamespaces="true"> 要素パス </ElementPath>

クエリ構文の詳細については、msdn.microsoft.com の Reporting Services ドキュメント (SQL Serverオンライン ブック) の「XML レポート データを指定するための XML クエリ構文 (SSRS)」を参照してください。

使用例については、「Reporting Services: XML データ ソースと Web サービス データ ソースの使用」を参照してください。

XML Web サービスのデータを取得するための要件

これらは XML データ処理拡張機能では検出されません。そのため、必要なデータを取得する SOAP メソッドを検索するための、なんらかの手段が必要です。また、Web サービスがそのデータに対して使用するアドレス指定スキームや名前空間を把握しておく必要もあります。

Web サービスの場合、<Query> 要素を使って、呼び出すメソッドや SOAP アクションを指定できます。XML データ ソースが、レポートに必要なデータを取得できるような階層構造になっていれば、クエリを空にして、既定のクエリを使用することもできます。クエリの実行時に取得される XML 要素ノードの値および属性は、レポートに使用されているデータセットのフィールドにマップされます。

XML ドキュメントのデータを取得するための要件

サーバーから HTTP プロトコルを使って XML データを取得するか、XML データを XML Query 要素に埋め込む必要があります。XML ドキュメントを HTTP プロトコルを使って直接参照する場合、拡張子を .xml にする必要があります。

必要なすべてのデータを取得するための XML クエリの作成方法を理解しておく必要があります。要素パスを指定しない場合、XML ドキュメントを解析するときの既定の動作では、XML ドキュメントのリーフノード コレクションへの使用可能な最初のパスが選択されます。XML ドキュメントに他の兄弟リーフノード コレクションへのパスが含まれている場合、クエリでパスを指定しない限り、それらのノードは無視されます。

XQuery と似た XML 構文を使って要素パスを指定できます。

詳細については、msdn.microsoft.com にある Reporting Services ドキュメント (SQL Serverオンライン ブック) の「XML レポート データを指定するための要素パス構文 (SSRS)」を参照してください。

パラメーター

クエリの解析時にパラメーターは識別されません

パラメーターを追加するには、[データセットのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パラメーター] ページを使用して手動で作成する必要があります。

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解説

XML データ拡張機能は、階層構造でない表形式の XML データからのレポート作成をサポートしています。詳細については、「外部データ ソースからのデータの追加 (SSRS)」を参照してください。

SQL Server データベースから XML ドキュメントを取得するためのサポートは組み込まれていません。

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関連セクション

次に示すセクションでは、レポート データの概念に関する詳細な情報と、データに関連するレポートのパーツを定義、カスタマイズ、および使用する手順に関する情報を提供します。

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