Analysis Services のフェールオーバー クラスタリング
Analysis Services は、Windows Server のサーバー クラスター (MSCS) をネイティブでサポートしています。フェールオーバー テクノロジを使用して、可用性に優れた Analysis Services サービスを設計、実装することができます。フェールオーバー クラスタリング テクノロジについて理解を深めるには、「サーバー クラスター」を参照してください。このドキュメントで取り上げられている概念は、Windows Server 2008 にも当てはまります。
AS2008 クラスターのインストールと管理
Analysis Services フェールオーバー クラスターのインストールと管理の詳細については、「SQL Server 2008 R2 フェールオーバー クラスタリングの概要」を参照してください。
フェールオーバー クラスタリング使用時の全般的な注意点
フェールオーバー クラスタリングを導入することにより、サービス障害から最短時間で復旧することが可能になります。ただし、次の点に注意する必要があります。
インスタンスが次に利用可能なノードにフェールオーバーした場合、すべての接続と、その接続に対応する、コミットされていない作業が失われます。ほとんどの場合、この状況はクライアント アプリケーションで処理することができます。通常、アプリケーションで更新ボタンを押すことによって、再び結果が表示されます。
Analysis Services のオブジェクトを処理する管理アプリケーションは、フェールオーバー状況を処理できるように設計しておく必要があります。