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カスタム接続マネージャの開発

Integration Services では、接続マネージャを使用して、外部データ ソースへの接続に必要な情報をカプセル化します。Integration Services には、エンタープライズ データベースからテキスト ファイルや Excel ワークシートまで、よく使用されるデータ ソースへの接続をサポートする、さまざまな接続マネージャが用意されています。Integration Services でサポートされている接続マネージャと外部データ ソースが、要件を必ずしも満たさない場合は、カスタム接続マネージャを作成できます。

カスタム接続マネージャを作成するには、ConnectionManagerBase 基本クラスを継承するクラスを作成し、新しいクラスに DtsConnectionAttribute 属性を適用し、ConnectionString プロパティや AcquireConnection メソッドなど、基本クラスの重要なメソッドとプロパティをオーバーライドする必要があります。

カスタム接続マネージャの実際のサンプルについては、「SQL Server Custom Connection Manager サンプル」および「Excel2 Custom Connection Manager サンプル」を参照してください。このセクション内のコード スニペットは、Sql Server Custom Connection Manager のサンプルに含まれています。

ms403359.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
Integration Services に含まれているタスク、変換元、および変換先は、多くの場合、同じく Integration Services に含まれている接続マネージャの特定の種類でのみ機能します。組み込みのタスクやコンポーネントで使用するカスタム接続マネージャを開発する前に、それらのコンポーネントで使用できる接続マネージャが、特定の種類に限定されるかどうかを確認してください。

このセクションの内容

ここでは、カスタム接続マネージャとそのオプションのカスタム ユーザー インターフェイスを作成、構成、およびコーディングする方法について説明します。このセクション内のコード スニペットは、SQL Server Custom Connection Manager サンプル に含まれています。

トピック 説明

カスタム接続マネージャの作成

カスタム接続マネージャ プロジェクト用のクラスの作成方法について説明します。

カスタム接続マネージャのコーディング

基本クラスのメソッドとプロパティのオーバーライドによる、カスタム接続マネージャの実装方法について説明します。

カスタム接続マネージャ用ユーザー インターフェイスの開発

ユーザー インターフェイス クラスと、カスタム接続マネージャの構成に使用するフォームの実装方法について説明します。

関連セクション

Integration Services で作成可能なカスタム オブジェクトのすべての種類に共通の情報については、次のトピックを参照してください。

トピック 説明

Integration Services 用のカスタム オブジェクトの開発

Integration Services のすべての種類のカスタム オブジェクトを実装する基本手順について説明します。

カスタム オブジェクトの永続化

カスタムの永続性と、それが必要な場合について説明します。

カスタム オブジェクトのビルド、配置、およびデバッグ

カスタム オブジェクトをビルド、署名、配置、およびデバッグする方法について説明します。

Integration Services で作成可能なその他の種類のカスタム オブジェクトについては、次のトピックを参照してください。

トピック 内容

カスタム タスクの開発

カスタム タスクのプログラム方法について説明します。

カスタム ログ プロバイダの開発

カスタム ログ プロバイダのプログラム方法について説明します。

カスタム ForEach 列挙子の開発

カスタム列挙子のプログラム方法について説明します。

カスタム データ フロー コンポーネントの開発

カスタム データ フローの変換元、変換、変換先のプログラム方法について説明します。

参照

概念

プログラミング サンプル

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手