ログインの作成

[アーティクル]
12/15/2008

新規 : 2006 年 4 月 14 日

データベースエンジンにアクセスするには、ユーザーのログインが必要です。ログインは、ユーザーの ID を Windows のアカウントまたは Windows グループのメンバとして表すか、SQL Server のみに存在する SQL Server ログインを使用することができます。できるだけ Windows 認証を使用してください。

既定では、コンピュータの管理者には SQL Server へのフルアクセス権が与えられます。このレッスンでは、これより特権の少ないユーザーが必要なので、コンピュータに新しいローカルの Windows 認証アカウントを作成します。そのためには、コンピュータの管理者であることが条件となります。その後、この新しいユーザーに SQL Server へのアクセス権を与えます。以下の手順はの場合です。

新しい Windows アカウントを作成するには

[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックし、[名前] ボックスに「%SystemRoot%\system32\compmgmt.msc /s」と入力して、[OK] をクリックします。コンピュータの管理プログラムが開きます。
[システムツール] の [ローカルユーザーとグループ] を展開し、[ユーザー] を右クリックして、[新しいユーザー] をクリックします。
[ユーザー名] ボックスに、「Mary」と入力します。
[パスワード] および [パスワードの確認入力] ボックスに強力なパスワードを入力し、[作成] をクリックして、新しいローカルの Windows ユーザーを作成します。

ログインを作成するには

SQL Server Management Studio のクエリエディタウィンドウで、次のコードを入力して実行します。computer_name は自分のコンピュータ名に置き換えます。FROM WINDOWS は Windows がユーザーを認証することを示します。オプションの DEFAULT_DATABASE 引数は、接続文字列で別のデータベースを指定しない限り、Mary を TestData データベースに接続します。このステートメントでは、セミコロンが Transact-SQL ステートメントのオプションの終了文字として使用されています。
```
CREATE LOGIN [computer_name\Mary]
    FROM WINDOWS
    WITH DEFAULT_DATABASE = [TestData];
GO
```
これでユーザー名 Mary が承認され、SQL Server のこのインスタンスへのアクセスがコンピュータによって認証されます。コンピュータに SQL Server 2005 のインスタンスが複数ある場合は、Mary がアクセスする各インスタンスでログインを作成する必要があります。

メモ :

Mary はドメインのアカウントではないため、このユーザー名はこのコンピュータでしか認証できません。