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チュートリアル : レポートでの XML データの使用

更新 : 2006 年 7 月 17 日

このチュートリアルでは、XML データ処理拡張機能を使用して Reporting Services レポート用の XML データを取得する方法について、順を追って説明します。レポート サーバー Web サービスへのデータ ソース接続を指定し、XML データを取得するデータセットとクエリを作成して、最終的なレポートを作成およびプレビューします。

必要条件

このチュートリアルを使用するには、システムに次のものがインストールされている必要があります。

  • SQL Server 2005 Reporting Services。SQL Server Express Edition には、XML データ処理拡張機能が含まれていません。詳細については、「SQL Server 2005 の各エディションがサポートする機能」を参照してください。
    ms345334.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    このチュートリアルを完了するには、Reporting Services をネイティブ モードで実行する必要があります。Reporting Services を SharePoint 統合モードで実行していると、レポート サーバーの URL を使用するステップを実行できません。Reporting Services のモードの詳細については、「Reporting Services の配置モード」を参照してください。プロジェクトの配置の詳細については、「SharePoint サイトへのレポート、モデル、共有データ ソースの配置」を参照してください。
  • Business Intelligence Development Studio。
    ms345334.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    Business Intelligence (BI) Development Studio は、Itanium ベースのコンピュータではサポートされていません。ただし、x64 ベースのコンピュータでは、BI Development Studio を使用できます。SQL Server サンプル データベースを Itanium ベースのコンピュータに配置した場合は、x86 または x64 ベースのコンピュータの BI Development Studio を使用し、サンプルを修正して実行します。
  • 各種レポート、モデル、共有データ ソース、およびフォルダが格納されているレポート サーバー。このチュートリアルで取得する XML データは、レポート サーバーに格納されているアイテムについてのメタデータです。データからレポートを作成するには、少なくとも 1 つまたは 2 つのアイテムが格納されている必要があります。各種レポートおよびデータ ソースをすばやく追加するには、サンプル レポートをパブリッシュする方法があります。詳細については、「AdventureWorks サンプル レポート」を参照してください。
  • XML の System.Data.DataSet オブジェクトを返す Web サービス。このチュートリアルのレッスン 3 で取得する XML データは、Web サービスによって返される XML の System.Data.DataSet です。System.Data.DataSet を返す任意の Web サービスを使用できます。または、レッスン 2 の例で示されている、AdventureWorks データベースからデータを取得する Web サービスを作成し配置することができます。
  • XML データ ソース用に、資格情報の構成は Windows 統合セキュリティまたは資格情報なしとなっている必要があります。Windows 統合セキュリティが無効になっていると、データの取得に Windows 統合セキュリティを使用できないので注意してください。保存された資格情報や要求された資格情報を指定すると、実行時にエラーが発生します。詳細については、「レポート データセットの定義 (XML データ)」を参照してください。

このチュートリアルの推定所要時間 : 30 分

作業内容

レッスン 1 : Reporting Services Web サービス用のレポート データセットの定義

レッスン 2 : Web サービスから返される ADO.NET データセット用のレポート データセットの定義

レッスン 3 : 埋め込み XML データからのレポート データセットの定義

レッスン 4 : XML データを使用するレポートの作成

ms345334.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
チュートリアルを行うときは、ドキュメント ビューアのツール バーに [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンを追加することをお勧めします。詳細については、「ヘルプへの [次のトピック] ボタンと [前のトピック] ボタンの追加」を参照してください。

参照

概念

Reporting Services のチュートリアル

その他の技術情報

レポート データセットの定義 (XML データ)
Reporting Services のデータに対する作業

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

追加内容 :
  • 必要条件に、XML の System.Data.DataSet オブジェクトを返す Web サービスを追加しました。
  • 新しい 2 つのレッスンに関する記述を追加しました。

2006 年 4 月 14 日

変更内容 :
  • 資格情報に関する要件を説明しました。