レッスン 2: レポート マネージャを使用したレポート モデルの作成
新規 : 2005 年 12 月 5 日
レポート マネージャまたは Management Studio でレポート モデルを作成するときには、最初にデータ ソースを作成し、次にモデルを生成するという 2 段階の手順を実行します。データ ソースとは、Reporting Services でのレポート モデルの作成と、レポート サーバーでのレポート ビルダ レポートの実行に使用するデータの場所を表す接続文字列です。このレッスンでは、レポート マネージャを使用してデータ ソースとレポート モデルを作成した後、レポート ビルダでレポート モデルを表示します。
レポート マネージャを開くには
インターネット ブラウザを開きます。
アドレス バーに、レポート サーバーの URL を入力します。
既定の URL は、「http://<servername>/reports」です。
Enter キーを押します。
ブラウザで Reporting Services のホーム ページが開きます。
データ ソースを作成するには
[ホーム] ページで [新しいデータ ソース] をクリックします。
[名前] ボックスに、「RM_ASCube」と入力します。
この名前を使用すると、このデータ ソースと、レポート マネージャに既に保存されている可能性がある他のデータ ソースとを区別できます。
[説明] ボックスに、「レポート マネージャの AS キューブ用データ ソース ファイルです。」と入力します。
[このデータ ソースを有効にする] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
[接続の種類] ボックスで、[Microsoft SQL Server Analysis Services] を選択します。
.gif "ms345313.note(ja-jp,SQL.90).gif")
メモ :モデルのソースとして使用するには、接続の種類を Microsoft SQL Server または Microsoft SQL Server Analysis Services (SSAS) のどちらかに設定する必要があります。SQL Server データベースに基づくレポート モデルを作成するには、[Microsoft SQL Server] を選択します。 [接続文字列] ボックスに次のように入力します。
Data Source=localhost;Initial Catalog="Adventure Works DW"
[Windows 統合セキュリティ] を選択します。
[OK] をクリックします。
これで新しいデータ ソースが作成され、ホーム ページに表示されます。データ ソースは、レポート サーバー上のフォルダに移動できます。移動するには、データ ソースを選択して [移動] をクリックし、レポート サーバー上のフォルダを選択して [OK] をクリックします。このチュートリアルでは、データ ソースを移動せず、ホーム ページ上に残します。
レポート モデルを作成するには
SQL Server Reporting Services の [ホーム] ページで、[RM_ASCube] をクリックします。
ページの最下部までスクロールして、[モデルの生成] をクリックします。
[名前] ボックスに次の文字列を入力します。
RM_ASCubeReportModel
[説明] ボックスに次の文字列を入力します。
レポート マネージャを使用して作成した、AdventureWorks SSAS キューブ ベース モデルです。
モデルを保存するフォルダを指定するには、[場所の変更] をクリックして保存先のフォルダを選択します。
レポート モデルを作成するには、[OK] をクリックします。
指定したフォルダ、または既定の場合はホーム ページに、モデルが作成されます。作成されたモデルは、[プロパティ] タブの [全般] ページに表示されます。これで、モデルが配置され、レポート ビルダで使用できるようになりました。
重要 SSAS キューブが変更された場合、変更を反映するにはモデルを再生成する必要があります。モデルを再生成するには、モデルを選択して [全般] タブをクリックし、[モデルの再生成] をクリックします。
レポート ビルダでモデルを調査するには
[ホーム] ページに戻るには、[ホーム] をクリックします。
[レポート ビルダ] をクリックします。
レポート ビルダ ウィンドウが表示されます。
[作業の開始] ペインで、[RM_ASCubeReportModel] を探します。
RM_ASCubeReportModel レポート モデルの下に、入れ子になったアイテムが複数あることに注目してください。入れ子になったこれらのアイテムは、分析観点です。レポート モデルを Analysis Services キューブから作成した場合は、SSAS データベース内のキューブが、レポート ビルダで分析観点として表示されます。最上位レベルのモデルは、レポートの生成には使用できません。代わりに、入れ子になった分析観点のいずれか 1 つを選択する必要があります。
[Channel Sales] 分析観点を選択し、[OK] をクリックします。
[エクスプローラ] ペインで、選択した分析観点の名前がペインの最上部に表示され、キューブの内容がエンティティ、フォルダ、およびフィールドとして表示されます。
レポート ビルダを終了するには、[ファイル] メニューの [終了] をクリックします。
次の手順
これで、レポート マネージャを使用してモデルを作成し、レポート ビルダで開くことができました。次のレッスンでは、Management Studio を使用してモデルを作成する方法を学習します。詳細については、「レッスン 3: Management Studio を使用したレポート モデルの作成」を参照してください。
参照
概念
SQL Server 2005 Analysis Services のチュートリアル
その他の技術情報
レポート管理ツールを使用したモデルの生成
レポート ビルダの使用 (アドホック レポート)
SQL Server Management Studio の概要
Analysis Services ソリューションおよびプロジェクトの開発
データ ソースの操作 (Analysis Services)
データ ソースの操作について (SSAS)