sys.dm_db_task_space_usage
データベースに対するタスクごとに、ページの割り当てと割り当て解除の処理に関する情報を返します。
メモ : |
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SQL Server 2005 では、このビューは tempdb データベース にのみ適用できます。 |
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
session_id |
smallint |
セッション ID。 |
request_id |
int |
セッション内の要求 ID。 要求はバッチとも呼ばれ、1 つ以上のクエリを含めることができます。1 つのセッションでは同時に複数の要求をアクティブにできます。並列実行プランが使用されている場合、要求内の各クエリでは複数のスレッド (タスク) を開始できます。 |
exec_context_id |
int |
タスクの実行コンテキスト ID。詳細については、「sys.dm_os_tasks」を参照してください。 |
database_id |
smallint |
データベース ID。 |
user_objects_alloc_page_count |
bigint |
タスクで、ユーザー オブジェクト用に予約された、または割り当てられたページの数。 |
user_objects_dealloc_page_count |
bigint |
タスクで、ユーザー オブジェクトへの割り当てが解除され、予約されなくなったページの数。 |
internal_objects_alloc_page_count |
bigint |
タスクで、内部オブジェクト用に予約された、または割り当てられたページの数。 |
internal_objects_dealloc_page_count |
bigint |
タスクで、内部オブジェクトへの割り当てが解除され、予約されなくなったページの数。 |
権限
サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。
解説
このビューでレポートされるページの数に、IAM ページは含まれません。
ページ カウンタは要求の開始時にゼロ (0) に初期化されます。これらの値は要求が完了したときにセッション レベルで集計されます。詳細については、「sys.dm_db_session_space_usage」を参照してください。
指定したタスクで割り当てられるページ数と割り当て解除されるページ数は、作業テーブル キャッシュ、一時テーブル キャッシュ、および延期された削除操作によって影響を受けます。
ユーザー オブジェクト
次のオブジェクトは、ユーザー オブジェクト ページ カウンタに含まれます。
- ユーザー定義テーブルとインデックス
- システム テーブルとインデックス
- グローバル一時テーブルとインデックス
- ローカル一時テーブルとインデックス
- テーブル変数
- テーブル値関数で返されるテーブル
内部オブジェクト
内部オブジェクトは tempdb にのみ存在します。次のオブジェクトは、内部オブジェクト ページ カウンタに含まれます。
- カーソルまたはスプール操作用の作業テーブルと、一時的なラージ オブジェクト (LOB) 格納領域
- ハッシュ結合などの操作用の作業ファイル
- 並べ替え実行結果
物理結合
リレーションシップのカーディナリティ
関連元 | 関連先 | リレーションシップ |
---|---|---|
dm_db_task_space_usage.request_id |
dm_exec_requests.request_id |
一対一 |
dm_db_task_space_usage.session_id |
dm_exec_requests.session_id |
一対一 |
例
sys.dm_db_task_space_usage ビューの使用例については、「tempdb のディスク領域の不足に関するトラブルシューティング」を参照してください。
参照
関連項目
動的管理ビューと動的管理関数
データベース関連の動的管理ビュー
sys.dm_exec_sessions
sys.dm_exec_requests
sys.dm_os_tasks
sys.dm_db_session_space_usage
sys.dm_db_file_space_usage
その他の技術情報
tempdb のディスク領域の不足に関するトラブルシューティング