ODBC 日付時刻形式
ODBC API では、日付時刻値を表すエスケープ シーケンスが定義されます。ODBC ではこれをタイムスタンプ データと呼びます。この ODBC タイムスタンプ形式は、Microsoft OLE DB Provider for SQL Server がサポートする OLE DB 言語定義 (DBGUID-SQL) でもサポートされます。ADO、OLE DB、および ODBC ベースの API を使用しているアプリケーションでは、この ODBC タイムスタンプ形式を使用して日付時刻を表すことができます。
ODBC タイムスタンプ エスケープ シーケンスの形式を次に示します。
{ literal_type 'constant_value' }
literal_type
エスケープ シーケンスの種類を指定します。タイムスタンプには次の 3 つの literal_type 指定子があります。d = 日付のみ
t = 時刻のみ
ts = タイムスタンプ (時刻と日付)
'constant_value'
エスケープ シーケンスの値です。constant_value は literal_type ごとに次の形式に従う必要があります。literal_type constant_value の形式 d
yyyy-mm-dd
t
hh:mm:ss[.fff]
ts
yyyy-mm-dd hh:mm:ss[.fff]
ODBC 時刻日付定数の例を次に示します。
{ ts '1998-05-02 01:23:56.123' }
{ d '1990-10-02' }
{ t '13:33:41' }
ODBC と OLE DB のタイムスタンプ データ型名を Transact-SQL の timestamp データ型名と混同しないでください。ODBC と OLE DB のタイムスタンプ データ型は日付と時刻を記録します。Transact-SQL の timestamp データ型は時刻関連値を持たないバイナリ データ型です。詳細については、「timestamp (Transact-SQL)」を参照してください。