IDENT_SEED (Transact-SQL)
更新 : 2008 年 11 月 17 日
ID 列を持つテーブルやビューでの ID 列の作成時に指定されたシード値を返します。値は numeric(**@@**MAXPRECISION,0) として返されます。DBCC CHECKIDENT を使用して ID 列の現在の値を変更しても、この関数で返される値は変更されません。
構文
IDENT_SEED ( 'table_or_view' )
引数
- 'table_or_view'
有効な ID シード値を確認するためのテーブルまたはビューを表す式を指定します。table_or_view には、引用符で囲んだ文字列定数、変数、関数、または列名を指定できます。table_or_view のデータ型は char、nchar、varchar、または nvarchar です。
戻り値の型
numeric
例外
エラーが発生した場合、または呼び出し元にオブジェクトの表示権限がない場合は、NULL が返されます。
SQL Server 2005 では、そのユーザーが所有しているか、または権限を与えられている、セキュリティ保護可能なアイテムのメタデータのみを表示できます。つまり、オブジェクトに対する権限がユーザーに与えられていない場合、メタデータを生成する組み込み関数 (IDENT_SEED など) が NULL を返す可能性があります。詳細については、「メタデータ表示の構成」および「メタデータ表示のトラブルシューティング」を参照してください。
例
A. 指定したテーブルのシード値を返す
次の例では、AdventureWorks
データベース内の Person.Address
テーブルのシード値を返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT IDENT_SEED('Person.Address') AS Identity_Seed;
GO
B. 複数のテーブルのシード値を返す
次の例では、シード値の ID 列を含む、AdventureWorks
データベースのテーブルを返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT TABLE_SCHEMA, TABLE_NAME,
IDENT_SEED(TABLE_SCHEMA + '.' + TABLE_NAME) AS IDENT_SEED
FROM INFORMATION_SCHEMA.TABLES
WHERE IDENT_SEED(TABLE_SCHEMA + '.' + TABLE_NAME) IS NOT NULL;
GO
次に結果セットの一部を示します。
TABLE_SCHEMA TABLE_NAME IDENT_SEED
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Person Address 1
Production ProductReview 1
Production TransactionHistory 100000
Person AddressType 1
Production ProductSubcategory 1
Person vAdditionalContactInfo 1
dbo AWBuildVersion 1
参照
関連項目
式 (Transact-SQL)
システム関数 (Transact-SQL)
IDENT_CURRENT (Transact-SQL)
IDENT_INCR (Transact-SQL)
DBCC CHECKIDENT (Transact-SQL)
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2008 年 11 月 17 日 |
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2006 年 7 月 17 日 |
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