SET FIPS_FLAGGER (Transact-SQL)
FIPS 127-2 標準に準拠しているかどうかをチェックします。これは SQL-92 標準を基準にしています。
構文
SET FIPS_FLAGGER 'level'
引数
'level**'**
FIPS 127-2 標準に対してすべてのデータベース操作の準拠性をチェックするレベルを指定します。データベース操作が、選択した SQL-92 標準のレベルと競合する場合、Microsoft SQL Server 2005 では警告が生成されます。
level の値には次のいずれかを指定します。
値 | 説明 |
---|---|
ENTRY |
SQL-92 エントリレベルの準拠性の標準チェック |
FULL |
SQL-92 完全準拠性の標準チェック |
INTERMEDIATE |
SQL-92 中間レベルの準拠性の標準チェック |
OFF |
標準チェックなし |
解説
SET FIPS_FLAGGER は、実行時ではなく解析時に設定されます。解析時に設定されるということは、SET ステートメントがバッチまたはストアド プロシージャ内に指定されている場合は、コードが実際にその場所まで実行されるかどうかに関係なく、設定が有効になることを意味します。つまり他のどのステートメントが実行されるよりも前に、SET ステートメントは有効になります。たとえば、絶対に実行されることのない IF...ELSE ステートメント ブロックに SET ステートメントが指定されていたとしても、IF...ELSE ステートメント ブロックは解析されるので、SET ステートメントは有効になります。
SET FIPS_FLAGGER がストアド プロシージャで設定された場合、SET FIPS_FLAGGER の値は、制御がストアド プロシージャから返された後、元に戻されます。したがって、動的 SQL に指定されている SET FIPS_FLAGGER ステートメントは、動的 SQL ステートメントの後にあるステートメントにまったく影響しません。
権限
public ロールのメンバシップが必要です。