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sp_addqreader_agent (Transact-SQL)

指定したディストリビュータにキュー リーダー エージェントを追加します。このストアド プロシージャは、ディストリビュータ側でディストリビューション データベースについて実行されるか、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_addqreader_agent [ @job_login = ] 'job_login'
        , [ @job_password = ] 'job_password'
    [ , [ @job_name = ] 'job_name'
    [ , [ @frompublisher = ] frompublisher 

引数

  • [ @job_login= ] 'job_login'
    エージェントを実行する Microsoft Windows アカウント用のログインを指定します。job_login のデータ型は nvarchar(257) で、既定値はありません。この Windows アカウントはディストリビュータへのエージェント接続で常に使用されます。
  • [ @job_password= ] 'job_password'
    エージェントを実行する Windows アカウント用のパスワードを指定します。job_password のデータ型は sysname で、既定値はありません。

    ms189517.security(ja-jp,SQL.90).gifセキュリティ メモ :
    スクリプト ファイルに認証情報を格納しないでください。最大限のセキュリティを得るには、ログイン名とパスワードを実行時に指定します。
  • [ @job_name= ] 'job_name'
    既存のエージェント ジョブの名前を指定します。job_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。このパラメータは、新しく作成したジョブ (既定値) の代わりに既存のジョブを使ってエージェントを作成するときにだけ指定します。
  • [ @frompublisher= ] frompublisher
    プロシージャをパブリッシャ側で実行するかどうかを指定します。frompublisher のデータ型は bit で、既定値は 0 です。値 1 は、プロシージャをパブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行することを示します。

解説

sp_addqreader_agent は、トランザクション レプリケーションで使用します。

sp_addqreader_agent は、sp_adddistributiondb を実行してから sp_addpublication を実行するまでに、少なくとも 1 回、キュー更新がサポートされるディストリビュータ側で実行する必要があります。

キュー リーダー エージェント ジョブは、sp_dropdistributiondb を実行すると削除されます。

権限

sp_addqreader_agent を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバだけです。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

参照

関連項目

sp_changeqreader_agent (Transact-SQL)
sp_helpqreader_agent (Transact-SQL)

その他の技術情報

トランザクション パブリケーションに対するサブスクリプションの更新を有効にする方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)
レプリケーション スクリプトをアップグレードする方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)
トランザクション レプリケーションの更新可能なサブスクリプション

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手