次の方法で共有


sp_vupgrade_replication (Transact-SQL)

レプリケーション サーバーのアップグレード時に、セットアップによって起動されます。現在の製品レベルでレプリケーションをサポートするため、必要に応じてスキーマとシステム データをアップグレードします。また、システム データベースとユーザー データベースに、新しいレプリケーション システム オブジェクトを作成します。このストアド プロシージャは、レプリケーションのアップグレードが行われるマシンで実行されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_vupgrade_replication [ [@login=] 'login' ]
    [ , [ @password= ] 'password' ]
    [ , [ @ver_old= ] 'old_version' ]
    [ , [ @force_remove= ] 'force_removal' ]
    [ , [ @security_mode= ] security_mode ]

引数

  • [ @login=] 'login'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、システム管理者のログインを指定します。login のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。security_mode1 に設定されている場合、つまり Windows 認証の場合、このパラメータは必要ありません。

    ms188741.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    SQL Server 2005 へのアップグレードの場合、このパラメータは無視されます。
  • [ @password=] 'password'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、システム管理者のパスワードを指定します。password のデータ型は sysname で、既定値は '' (空文字列) です。security_mode1 に設定されている場合、つまり Windows 認証の場合、このパラメータは必要ありません。

    ms188741.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    SQL Server 2005 へのアップグレードの場合、このパラメータは無視されます。
  • [ @ver_old=] 'old_version'
    内部使用のみです。

    このストアド プロシージャは今後の SQL Server のリリースで削除される予定であり、使用は推奨されません。

  • [ @force_remove=] 'force_removal'
    内部使用のみです。
  • [ @security_mode=] 'security_mode'
    ディストリビューション データベースに新しいシステム オブジェクトを作成するときに使用する、ログイン セキュリティ モードを指定します。security_mode のデータ型は bit で、既定値は 0 です。0 の場合、SQL Server 認証が使用されます。1 の場合、Windows 認証が使用されます。

    ms188741.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    SQL Server 2005 へのアップグレードの場合、このパラメータは無視されます。

解説

sp_vupgrade_replication は、すべての種類のレプリケーションをアップグレードするときに使用できます。

権限

sp_vupgrade_replication を実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバだけです。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

参照

関連項目

レプリケーション ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

その他の技術情報

レプリケーションのドキュメント マップ
レプリケートされたデータの検証

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手