fn_trace_gettable (Transact-SQL)
1 つ以上のトレース ファイルの内容を表形式で返します。
構文
fn_trace_gettable ( filename , number_files )
引数
- filename
読み取る最初のトレース ファイルを指定します。filename のデータ型は nvarchar(256) で、既定値はありません。
- number_files
読み取るロールオーバー ファイルの数を指定します。この数には filename で指定する最初のファイルも含まれます。number_files のデータ型は int です。
解説
number_files を default として指定すると、fn_trace_gettable ではトレースの最後に達するまで、すべてのロールオーバー ファイルが読み取られます。fn_trace_gettable は、指定されたトレースに対してすべての列が有効であるテーブルを返します。詳細については、「sp_trace_setevent (Transact-SQL)」を参照してください。
この関数は、関数が実行されるインスタンス上でアクティブになっているトレースを読み取ることができます。
権限
サーバーの ALTER TRACE 権限が必要です。
例
A. fn_trace_gettable を使用してトレース ファイルから行をインポートする
次の例では、SELECT...INTO
ステートメントの FROM
句内から fn_trace_gettable を呼び出します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT * INTO temp_trc
FROM fn_trace_gettable('c:\temp\my_trace.trc', default);
GO
B. fn_trace_gettable を使用して、SQL Server テーブルに読み込むことができる IDENTITY 列を含むテーブルを返す
次の例では、SELECT...INTO
ステートメントの一部として関数を呼び出し、temp_trc
テーブルに読み込むことができる IDENTITY
列を含むテーブルを返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT IDENTITY(int, 1, 1) AS RowNumber, * INTO temp_trc
FROM fn_trace_gettable('c:\temp\my_trace.trc', default);
GO
参照
関連項目
sp_trace_generateevent (Transact-SQL)
sp_trace_setevent (Transact-SQL)
sp_trace_setfilter (Transact-SQL)
sp_trace_setstatus (Transact-SQL)