[レポート サーバー仮想ディレクトリ] (Reporting Services 構成)
[レポート サーバー仮想ディレクトリ] ページを使用すると、レポート サーバーの仮想ディレクトリを構成できます。仮想ディレクトリ名は、レポート サーバー Web サービスへのアクセスに使用する URL の一部です。完全な URL は、プレフィックス (http:// または https://)、サーバー名、および仮想ディレクトリを含む URL です。サーバー名は、内部ネットワーク上のコンピュータ名である場合や、プライベート ネットワークまたはパブリック ネットワーク上のドメイン ネーム サーバーによって解決される、完全修飾ドメイン名である場合があります。
レポート サーバー Web サービスでは、レポート サーバーだけが使用する専用の仮想ディレクトリが必要になります。Reporting Services で必要なすべてのインターネット インフォメーション サービス (IIS) の設定は、作成した仮想ディレクトリを介して構成されます。
このページを使用すると、レポート サーバーの仮想ディレクトリを作成したり、既存の仮想ディレクトリに既存の設定値を再度適用することができます。新しい Reporting Services のインストールのために仮想ディレクトリを作成する場合は、[新規作成] をクリックします。仮想ディレクトリを作成すると、Reporting Services 構成ツールはインターネット インフォメーション サービス (IIS) を通して仮想ディレクトリを作成および構成します。さらに、レポート サーバー URL を使用して構成ファイルを更新します。コンピュータに SSL (Secure Sockets Layer) 証明書がインストールされている場合は、レポート サーバー Web サービスへのすべての呼び出しで、証明書の使用を指定できます。
前に作成した仮想ディレクトリを選択することはできません。仮想ディレクトリ名を再利用する場合は、IIS マネージャを使用してその仮想ディレクトリを削除する必要があります。その後、このページを参照して、前に使用していた名前で新しい仮想ディレクトリを作成できます。
メモ : |
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Reporting Services には、レポート サーバー専用の仮想ディレクトリが必要です。既存のディレクトリは使用できません。新しい配置においては、レポート サーバーへのアクセス用に新しい仮想ディレクトリを作成する必要があります。 |
オプション
- [名前]
仮想ディレクトリ名を指定します。
[Web サイト]
レポート サーバー インスタンスへのアクセスに使用する Web サイトの名前を指定します。カスタム Web サイトを使用する場合は、通常、アクセス拒否エラーが発生しないように追加の構成が必要です。詳細については、「既定以外の Web サイトを使用するように Reporting Services を構成する方法 (Reporting Services の構成)」を参照してください。
- [新規作成]
レポート サーバーをホストする既存の Web サイトを選択して仮想ディレクトリ名を入力するための [新しい仮想ディレクトリの作成] ダイアログ ボックスを開きます。仮想ディレクトリには一意の名前を指定する必要があります。そのディレクトリをホストする既存の Web サイトを選択する必要があります。
- [既定の設定を適用]
[既定の設定を適用] をクリックすると、既存の仮想ディレクトリ構成が既定の構成によって置き換えられます。カスタム設定は保存されません。
- [Secure Socket Layer (SSL) 接続を要求する]
SSL 接続レベルを指定する場合は、このチェック ボックスをオンにします。このオプションを使用するためには、証明書がインストールされている必要があります。また、RSReportServer.config ファイルの UrlRoot 構成設定を、証明書で登録されたコンピュータの完全修飾名を指すように変更する必要があります。詳細については、SQL Server Books Online の「Secure Socket Layer (SSL) 接続用レポート サーバーの構成」を参照してください。
[次の場合に必要]
レポート サーバー プロパティの SSL 接続レベルを指定します。次の 3 つのレベルがあります。1 - 接続のみ
2 - レポート データ
3 - Web サービス API 全体
これらのレベルは累積的なレベルです。レベル 3 が最も安全です。レベル 0 はドロップダウン リストには示されませんが、この値を使用して、SSL 接続を使用しないことを指定できます。詳細については、SQL Server Books Online の「セキュリティで保護された Web サービス メソッドの使用」を参照してください。
- [証明書名]
証明書が登録されている完全修飾コンピュータ名を指定します。証明書が登録されている名前と同じ名前を指定する必要があります。
参照
概念
その他の技術情報
レポート サーバー仮想ディレクトリの構成
インターネット アクセス用のレポート サーバーの構成