sp_help_publication_access (Transact-SQL)
パブリケーションに対して許可されたすべてのログインの一覧を返します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。
構文
sp_help_publication_access [ @publication = ] 'publication'
[ , [ @return_granted = ] 'return_granted' ]
[ , [ @login = ] 'login' ]
[ , [ @initial_list = ] initial_list ]
引数
- [ @publication=] 'publication'
アクセスするパブリケーションの名前です。publication は sysname であり、既定値はありません。
- [ @return_granted=] 'return_granted'
ログイン ID を指定します。return_granted のデータ型は bit で、既定値は 1 です。0 を指定し、SQL Server 認証を使用する場合は、使用できるログインのうち、パブリッシャ側で表示されディストリビュータ側では表示されないログインが返されます。0 を指定し、Windows 認証を使用した場合は、パブリッシャまたはディストリビュータでアクセスが明示的に否定されていないログインが返されます。
- [ @login=] 'login'
標準的なセキュリティ ログイン ID です。login は sysname であり、既定値は % です。
[ @initial_list =] initial_list
パブリケーションのアクセス権のあるすべてのメンバを返すのか、新しいメンバを一覧に追加する前にアクセスしたメンバのみを返すのかを指定します。initial_list は bit であり、既定値は 0 です。1 を指定すると、固定サーバー ロール sysadmin のすべてのメンバの情報が、パブリケーションが作成されたときに存在していたディストリビュータでの有効なログインと現在のログインと共に返されます。
0 を指定すると、固定サーバー ロール sysadmin のすべてのメンバの情報が、パブリケーションが作成されたときに存在していたディストリビュータでの有効なログインと、パブリケーション アクセス リストには存在しても固定サーバー ロール sysadmin には属していないすべてのユーザーと共に返されます。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
Loginname |
nvarchar(256) |
実際のログイン名です。 |
Isntname |
int |
0 = ログインは Windows ユーザーではありません。 1 = ログインは Windows ユーザーです。 |
Isntgroup |
int |
0 = ログインは Windows グループではありません。 1 = ログインは Windows グループです。 |
解説
sp_help_publication_access は、すべての種類のレプリケーションで使用します。
結果セットの Isntname と Isntgroup の両方が 0 に設定されている場合、ログインは SQL Server ログインと見なされます。
権限
sp_help_publication_access を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
参照
関連項目
sp_grant_publication_access (Transact-SQL)
sp_revoke_publication_access (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)