CrossProduct 要素 (XMLA)

Execute メソッドによって返される、MDDataSet データ型を使用する Axis 要素に対する各階層のメンバの、順序付けされたセット間のクロス積を含みます。

構文

<Axis>
   ...
   <CrossProduct Size="integer">
      <Members>...</Members>
   </CrossProduct>
   ...
</Axis>

要素の特性

特性	説明
データ型と長さ	なし
既定値	なし
カーディナリティ	0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素の関係

関係	要素
親要素	Axis
子要素	Members

属性

属性	説明
Size	必須で、Integer 型の属性。CrossProduct 要素によって表されるクロス積に含まれる組の数を示します。

解説

クライアント アプリケーションが AxisFormat プロパティを ClusterFormat に設定した場合、それぞれの軸上のメンバはクラスタに分割され、各クラスタは各階層の順序付けされたメンバのセットどうしのクロス積を表します。それぞれのクラスタは CrossProduct 要素によって表されます。それぞれの CrossProduct 要素には、軸上の各階層に対する 1 つの Members 要素が含まれます。1 つの CrossProduct 要素は、1 つの階層のメンバを含むことができます。

使用例

次の例は、クライアントが XMLA プロパティ AxisFormat に ClusterFormat を指定した場合の CrossProduct 要素の構造を示しています。ここで、軸のメンバは以下のとおりです。

Time 階層	1999	1999	2000	2001
Category 階層	Actual	Budget	Budget	Budget
クラスタ	Cluster 1	Cluster 1	Cluster 1	Cluster 2

<Axes>
   <Axis name="Axis0">
      <CrossProduct Size="4">
         <Members Hierarchy="Time">
            <Member>
               <UName>[Time].[1999]</UName>
               ...
            </Member>
            <Member>
               <UName>[Time].[2000]</UName>
               ...
            </Member>
         </Members>
         <Members Hierarchy="Category">
            <Member>
               <UName>[Scenario].[Actual]</UName>
               ...
            </Member>
            <Member>
               <UName>[Scenario].[Budget]</UName>
               ...
            </Member>
         </Members>
      </CrossProduct>
      <CrossProduct Size="1">
         <Members Hierarchy="Time">
            <Member>
               <UName>[Time].[2001]</UName>
               ...
            </Member>
         </Members>
         <Members Hierarchy="Category">
            <Member>
               <UName>[Scenario].[Budget]</UName>
               ...
            </Member>
         </Members>
      </CrossProduct>
   </Axis>
   ...
</Axes>

参照

概念

プロパティ (XMLA)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手