CHARINDEX (Transact-SQL)
指定された式の文字列の中での開始位置を返します。
構文
CHARINDEX ( expression1 ,expression2 [ , start_location ] )
引数
- expression1
検索対象である文字シーケンスを含む式を指定します。expression1 は文字列型に分類されるデータ型です。
- expression2
式であり、通常は指定されたシーケンスで検索される列を指定します。expression2 は、文字列型に分類されるデータ型です。
- start_location
expression1 の検索を開始する expression2 内の文字の位置を指定します。start_location を指定しない場合、または負の値や 0 を指定した場合は、expression2 の先頭から検索が開始されます。start_location のデータ型は bigint です。
戻り値の型
expression2 のデータ型が varchar(max)、nvarchar(max)、または varbinary(max) の場合は bigint になります。それ以外の場合は int になります。
解説
expression1 または expression2 のいずれかが Unicode データ型 (nvarchar または nchar) で、もう一方がこの型でない場合、もう一方も Unicode データ型に変換されます。CHARINDEX を text、ntext、および image データ型と共に使用することはできません。
expression1 または expression2 のいずれかが NULL の場合、PATINDEX ではデータベース互換性レベルが 70 のときに NULL が返されます。データベースの互換性レベルが 65 以下の場合、PATINDEX では expression1 と expression2 が両方とも NULL のときだけ NULL が返されます。
expression2 から expression1 を検出できない場合、CHARINDEX は 0 を返します。
CHARINDEX は、入力の照合順序に基づいて比較を行います。特定の照合順序で比較を行うには、COLLATE を使用して、入力に明示的な照合順序を適用します。
開始位置は 0 ではなく 1 を基準とします。
例
次のコード例は、Document
テーブルの DocumentSummary
列で bicycle
という文字シーケンスを開始する位置を返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT CHARINDEX('bicycle', DocumentSummary)
FROM Production.Document
WHERE DocumentID = 3;
GO
以下に結果セットを示します。
-----------
48
次の例では、オプションの start_location パラメータを使用して、DocumentSummary
列の 5 文字目から bicycle
の検索を開始します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT CHARINDEX('bicycle', DocumentSummary, 5)
FROM Production.Document
WHERE DocumentID = 3;
GO
以下に結果セットを示します。
-----------
48
(1 row(s) affected)
次の例では、expression2 から expression1 が検出できない場合の結果セットを示します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT CHARINDEX('bike', DocumentSummary)
FROM Production.Document
WHERE DocumentID =6;
GO
以下に結果セットを示します。
-----------
0
(1 row(s) affected)
次の例では、COLLATE
関数を使用します。
USE tempdb;
GO
SELECT CHARINDEX ( 'Test', 'Das ist ein Test' COLLATE Latin1_General_BIN);
GO
参照
関連項目
+ (文字列連結) (Transact-SQL)
文字列関数 (Transact-SQL)