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sp_MSchange_snapshot_agent_properties (Transact-SQL)

Microsoft SQL Server 2005 ディストリビュータで実行されるスナップショット エージェント ジョブのプロパティを変更します。このストアド プロシージャを使用して、パブリッシャが Microsoft SQL Server 2000 のインスタンス上で実行されるときに、SQL Server 2005 のプロパティを変更します。このストアド プロシージャは、ディストリビュータ側でディストリビューション データベースについて実行されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_MSchange_snapshot_agent_properties [ @publisher = ] 'publisher'
        , [ @publisher_db = ] 'publisher_db'
        , [ @publication = ] 'publication' 
        , [ @frequency_type= ] frequency_type
        , [ @frequency_interval= ] frequency_interval
        , [ @frequency_subday= ] frequency_subday
        , [ @frequency_subday_interval= ] frequency_subday_interval
        , [ @frequency_relative_interval= ] frequency_relative_interval
        , [ @frequency_recurrence_factor= ] frequency_recurrence_factor
        , [ @active_start_date= ] active_start_date
        , [ @active_end_date= ] active_end_date
        , [ @active_start_time_of_day= ] active_start_time_of_day
        , [ @active_end_time_of_day= ] active_end_time_of_day
        , [ @snapshot_job_name = ] 'snapshot_agent_name'
        , [ @publisher_security_mode = ] publisher_security_mode
        , [ @publisher_login = ] 'publisher_login'
        , [ @publisher_password = ] 'publisher_password' 
        , [ @job_login = ] 'job_login'
        , [ @job_password = ] 'job_password'
        , [ @publisher_type = ] 'publisher_type'

引数

  • [ @publisher = ] 'publisher'
    パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値はありません。
  • [ @publisher_db= ] 'publisher_db'
    パブリケーション データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値はありません。
  • [ @publication = ] 'publication'
    パブリケーションの名前です。publicationsysname であり、既定値はありません。
  • [ @frequency_type = ] frequency_type
    スナップショット エージェントが実行される頻度を指定します。frequency_type のデータ型は int で、次のいずれかの値をとります。

    説明

    1

    一度だけ

    2

    要求時

    4

    毎日

    8

    毎週

    10

    毎月

    20

    月単位に frequency_interval で示される間隔

    40

    SQL Server エージェントの起動時

  • [ @frequency_interval = ] frequency_interval
    frequency_type で設定した頻度に適用される値を指定します。frequency_interval のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @frequency_subday = ] frequency_subday
    freq_subday_interval の単位を指定します。frequency_subday のデータ型は int で、次のいずれかの値をとります。

    説明

    1

    一度だけ

    2

    4

    8

  • [ @frequency_subday_interval=] frequency_subday_interval
    frequency_subday の間隔を指定します。frequency_subday_interval のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @frequency_relative_interval = ] frequency_relative_interval
    スナップショット エージェントを実行する日付を指定します。frequency_relative_interval のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @frequency_recurrence_factor = ] frequency_recurrence_factor
    frequency_type で使用される定期実行係数を指定します。frequency_recurrence_factor のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @active_start_date = ] active_start_date
    スナップショット エージェントを最初にスケジュール設定する日付を、YYYYMMDD の形式で指定します。active_start_date のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @active_end_date = ] active_end_date
    スナップショット エージェントのスケジュール設定を停止する日付を YYYYMMDD の形式で指定します。active_end_date のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @active_start_time_of_day=] active_start_time_of_day
    スナップショット エージェントを最初にスケジュール設定する時刻を HHMMSS の形式で指定します。active_start_time_of_day のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @active_end_time_of_day=] active_end_time_of_day
    スナップショット エージェントのスケジュール設定を停止する時刻を HHMMSS の形式で指定します。active_end_time_of_day のデータ型は int で、既定値はありません。
  • [ @snapshot_job_name = ] 'snapshot_agent_name'
    既存のジョブが使用されている場合、既存のスナップショット エージェントのジョブ名を指定します。snapshot_agent_name のデータ型は nvarchar(100) で、既定値はありません。
  • [ @publisher_security_mode= ] publisher_security_mode
    パブリッシャへの接続時にエージェントが使用するセキュリティ モードを指定します。publisher_security_mode のデータ型は int で、既定値はありません。0 は、SQL Server 認証を、1 は Windows 認証をそれぞれ指定します。0 の値は、SQL Server 以外のパブリッシャに対して指定する必要があります。
  • [ @publisher_login= ] 'publisher_login'
    パブリッシャへの接続時に使用するログインを指定します。publisher_login のデータ型は sysname で、既定値はありません。publisher_security_mode0 の場合は、publisher_login を指定する必要があります。publisher_login が NULL で publisher*_security_mode* が 1 の場合、パブリッシャへの接続時には job_login で指定した Windows アカウントが使用されます。
  • [ @publisher_password= ] 'publisher_password'
    パブリッシャへの接続時に使用するパスワードを指定します。publisher_password のデータ型は nvarchar(524) で、既定値はありません。

    ms186263.security(ja-jp,SQL.90).gifセキュリティ メモ :
    スクリプト ファイルには認証情報を保存しないでください。セキュリティを重視するためには、ログイン名とパスワードを実行時に指定する必要があります。
  • [ @job_login= ] 'job_login'
    エージェントを実行する Windows アカウント用のログインを指定します。job_login のデータ型は nvarchar(257) で、既定値はありません。この Windows アカウントは、エージェントがディストリビュータに接続するときに常に使用されます。新しいスナップショット エージェント ジョブを作成するときにはこのパラメータを指定する必要があります。**SQL Server 以外のパブリッシャの場合、これは変更できません。
  • [ @job_password= ] 'job_password'
    エージェントを実行する Windows アカウント用のパスワードを指定します。job_password のデータ型は sysname で、既定値はありません。新しいスナップショット エージェント ジョブを作成するときにはこのパラメータを指定する必要があります。

    ms186263.security(ja-jp,SQL.90).gifセキュリティ メモ :
    スクリプト ファイルには認証情報を保存しないでください。セキュリティを重視するためには、ログイン名とパスワードを実行時に指定する必要があります。
  • [ @publisher_type= ] 'publisher_type'
    パブリッシャが SQL Server のインスタンスで実行されていないときのパブリッシャの種類を指定します。publisher_type のデータ型は sysname で、次のいずれかの値をとります。

    説明

    MSSQLSERVER

    SQL Server パブリッシャを指定します。

    ORACLE

    標準の Oracle パブリッシャを指定します。

    ORACLE GATEWAY

    Oracle ゲートウェイ パブリッシャを指定します。

    Oracle パブリッシャと Oracle ゲートウェイ パブリッシャの相違点の詳細については、「Oracle パブリッシングの概要」を参照してください。

解説

sp_MSchange_snapshot_agent_properties は、スナップショット レプリケーション、トランザクション レプリケーション、マージ レプリケーションで使用されます。

sp_MSchange_snapshot_agent_properties を実行している場合は、すべてのパラメータを指定する必要があります。sp_helppublication_snapshot を実行して、スナップショット エージェント ジョブの現在のプロパティを返します。

パブリッシャが SQL Server 2005 のインスタンスで実行されている場合は、sp_changepublication_snapshot を使用してスナップショット エージェント ジョブのプロパティを変更する必要があります。

権限

sp_MSchange_snapshot_agent_properties を実行できるのは、ディストリビュータの固定サーバー ロール sysadmin のメンバだけです。

戻り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

参照

関連項目

sp_addpublication_snapshot (Transact-SQL)

その他の技術情報

レプリケーション トポロジにおける複数バージョンの SQL Server の使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手