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sp_helptracertokens (Transact-SQL)

待機時間を決定するためにパブリケーションに挿入された各トレーサ トークンごとに 1 行を返します。このストアド プロシージャは、パブリッシャ側でパブリケーション データベースについて実行されます。または、ディストリビュータ側のディストリビューション データベース上で実行されます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_helptracertokens [ @publication = ] 'publication' 
    [ , [ @publisher = ] 'publisher' ] 
    [ , [ @publisher_db = ] 'publisher_db' ]

引数

  • [ @publication= ] 'publication'
    トレーサ トークンが挿入されたパブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値はありません。
  • [ @publisher= ] 'publisher'
    パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

    ms181629.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    このパラメータを指定するのは、Microsoft SQL Server 以外のパブリッシャの場合だけです。
  • [ @publisher_db= ] 'publisher_db'
    パブリケーション データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。ストアド プロシージャがパブリッシャで実行される場合、このパラメータは無視されます。

結果セット

列名 データ型 説明

tracer_id

int

トレーサ トークン レコードを識別します。

publisher_commit

datetime

パブリッシャでパブリケーション データベースにトークン レコードがコミットされた日付と時刻です。

解説

sp_helptracertokens は、トランザクション レプリケーションで使用します。

sp_helptracertokens は、sp_helptracertokenhistory (Transact-SQL) を実行する際にトレーサ トークン ID を取得するために使用します。

権限

sp_helptracertokenhistory を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin、パブリケーション データベースの固定データベース ロール db_owner、ディストリビューション データベースの固定データベース ロール db_owner、またはディストリビューション データベースの replmonitor ロールのメンバだけです。

戻り値

成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。

使用例

DECLARE @publication AS sysname;
DECLARE @tokenID AS int;
SET @publication = N'AdvWorksProductTran'; 

USE [AdventureWorks]

-- Insert a new tracer token in the publication database.
EXEC sys.sp_posttracertoken 
  @publication = @publication,
  @tracer_token_id = @tokenID OUTPUT;
SELECT 'The ID of the new tracer token is ''' + 
    CONVERT(varchar,@tokenID) + '''.'
GO

-- Wait 10 seconds for the token to make it to the Subscriber.
WAITFOR DELAY '00:00:10';
GO

-- Get latency information for the last inserted token.
DECLARE @publication AS sysname;
DECLARE @tokenID AS int;
SET @publication = N'AdvWorksProductTran'; 

CREATE TABLE #tokens (tracer_id int, publisher_commit datetime)

-- Return tracer token information to a temp table.
INSERT #tokens (tracer_id, publisher_commit)
EXEC sys.sp_helptracertokens @publication = @publication;
SET @tokenID = (SELECT TOP 1 tracer_id FROM #tokens
ORDER BY publisher_commit DESC)
DROP TABLE #tokens

-- Get history for the tracer token.
EXEC sys.sp_helptracertokenhistory 
  @publication = @publication, 
  @tracer_id = @tokenID;
GO

参照

関連項目

sp_deletetracertokenhistory (Transact-SQL)

その他の技術情報

トランザクション レプリケーションの待機時間を計測して接続を検証する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)
トランザクション レプリケーションの待機時間の計測と接続の検証

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手