ログ配布レポートを表示する方法 (SQL Server Management Studio)
このトピックでは、SQL Server Management Studio でトランザクション ログの配布の状態レポートを表示する方法について説明します。状態レポートは、監視サーバー、プライマリ サーバー、またはセカンダリ サーバーで実行できます。ログ配布構成に関する完全な情報を表示するには、監視サーバーのインスタンスでレポートを表示します。
このレポートには、接続先のサーバー インスタンスから使用できるログ配布の利用状況の状態が表示されます。接続先のサーバー インスタンスが複数の構成に関与しており、それぞれ異なる役割が与えられている場合 (あるデータベースでは監視サーバーとして機能し、別のデータベースではセカンダリ サーバーとして機能する場合など) は、それぞれの役割から見た各構成に関する情報が表示されます。ストアド プロシージャから特定のログ配布構成の監視サーバー インスタンスに接続できる場合、レポートにはその構成の状態がさらに多く表示されます。
現在のサーバー インスタンスによって実行される役割ごとに、次の情報を表示できます。
役割 | 表示される情報 |
---|---|
モニタ |
このサーバー インスタンスを監視サーバーとして使用するすべてのプライマリ サーバーとセカンダリ サーバーの名前と状態。 |
プライマリ |
プライマリ データベースごとの、現在のサーバー インスタンスの (プライマリ サーバーとしての) 状態と名前、およびプライマリ データベース名。このレポートには、(プライマリ サーバーのローカルに格納された) バックアップ ジョブの状態が表示されます。 また、このレポートには、対応するセカンダリ サーバーごとに 1 行のデータが含まれます。構成に監視サーバーを使用していて、ストアド プロシージャからそのモニタに接続できる場合は、これらの行に最新のログ バックアップのコピー状態と復元状態が表示されます。 |
セカンダリ |
セカンダリ データベースごとの、現在のサーバー インスタンスの (セカンダリ サーバーとしての) 状態と名前、およびセカンダリ データベース名。 このレポートには、セカンダリ サーバーでのコピー ジョブと復元ジョブの状態が表示されます。 また、このレポートには、対応するプライマリ サーバーのデータが 1 行含まれます。構成に監視サーバーを使用していて、ストアド プロシージャからそのモニタに接続できる場合は、この行に最新のログ バックアップの状態が表示されます。 |
表示される情報は、サーバー インスタンスが監視サーバー、プライマリ サーバー、セカンダリ サーバーのいずれであるかによって異なります。使用できる情報がない場合は、対応するセルがグレーで表示されます。
レポートでは、sp_help_log_shipping_monitor を呼び出してデータを取得します。必要な権限については、「sp_help_log_shipping_monitor (Transact-SQL)」を参照してください。
サーバー インスタンスでトランザクション ログの配布の状態レポートを表示するには
監視サーバー、プライマリ サーバー、またはセカンダリ サーバーのいずれかに接続します。
オブジェクト エクスプローラで、サーバー インスタンスを右クリックして [レポート]、[標準レポート] の順にポイントします。
[トランザクション ログの配布の状態] をクリックします。