sp_changemergepullsubscription (Transact-SQL)
マージ プル サブスクリプションのプロパティを変更します。このストアド プロシージャは、サブスクライバ側でサブスクリプション データベースについて実行されます。
.gif "トピック リンク アイコン")
構文
sp_changemergepullsubscription [ [ @publication= ] 'publication' ]
[ , [ @publisher= ] 'publisher' ]
[ , [ @publisher_db= ] 'publisher_db' ]
[ , [ @property= ] 'property' ]
[ , [ @value= ] 'value' ]
引数
- [ @publication=] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。
- [ @publisher = ] 'publisher'
パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は % です。
- [ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリッシャ データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は % です。
- [ @property=] 'property'
変更するプロパティの名前を指定します。property のデータ型は sysname で、表の値のいずれかになります。
[ @value=] 'value'
指定したプロパティの新しい値を指定します。value のデータ型は nvarchar(255) で、表に記載されているいずれかの値を指定できます。プロパティ 値 説明 alt_snapshot_folder
スナップショット フォルダが既定の場所以外、または既定の場所に加えて保存されている場合の格納場所です。
description
このマージ プル サブスクリプションの説明です。
distributor
ディストリビュータの名前です。
distributor_login
ディストリビュータで使用する SQL Server 認証用のログイン ID です。
distributor_password
ディストリビュータで使用する SQL Server 認証用の (暗号化されている) パスワードです。
distributor_security_mode
1
ディストリビュータに接続するときに、Windows 認証を使用します。
0
ディストリビュータに接続するときに、SQL Server 認証を使用します。
dynamic_snapshot_location
スナップショット ファイルが保存されるフォルダへのパスです。
ftp_address
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用のファイル転送プロトコル (FTP) サービスのネットワーク アドレスです。
ftp_login
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスに接続するときに使用するユーザー名です。
ftp_password
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。FTP サービスに接続するときに使用するユーザー パスワードです。
ftp_port
旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。ディストリビュータ用の FTP サービスのポート番号です。
hostname
HOST_NAME() 関数を結合フィルタまたは論理レコードのリレーションシップの WHERE 句で使用するときの、この関数の値を指定します。
internet_login
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインです。
internet_password
基本認証を使用して Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときにマージ エージェントが使用するログインのパスワードです。
internet_security_mode
1
Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときに、Windows 認証を使用します。
0
Web 同期をホストしている Web サーバーに接続するときに、基本認証を使用します。
internet_timeout
Web 同期の要求期限が切れるまでの期間 (秒) です。
internet_url
Web 同期中にレプリケーション リスナの位置を表す URL です。
merge_job_login
エージェントの実行で使用する Windows アカウントのログインです。
merge_job_password
エージェントの実行で使用する Windows アカウントのパスワードです。
priority
旧バージョンとの互換性を保つためにだけ用意されています。通常と異なり、パブリッシャ側で sp_changemergesubscription を実行してサブスクリプションの優先度を変更します。
publisher_login
パブリッシャで使用する SQL Server 認証用のログイン ID です。
publisher_password
パブリッシャで使用する SQL Server 認証用の (暗号化されている) パスワードです。
publisher_security_mode
0
パブリッシャに接続するときに、SQL Server 認証を使用します。
1
パブリッシャに接続するときに、Windows 認証を使用します。
2
同期トリガで静的な sysservers エントリを使用してリモート プロシージャ コール (RPC) を実行します。パブリッシャは sysservers テーブルでリモート サーバーまたはリンク サーバーとして定義されている必要があります。
sync_type
automatic
パブリッシュされたテーブルのスキーマと初期データが最初にサブスクライバに転送されます。
none
パブリッシュされたテーブルのスキーマと初期データは既にサブスクライバにあります。システム テーブルとデータは常に転送されます。
use_ftp
true
通常のプロトコルの代わりに FTP を使用してスナップショットを取得します。
false
通常のプロトコルを使用してスナップショットを取得します。
use_web_sync
true
サブスクリプションは HTTP 上で同期できます。
false
サブスクリプションは HTTP 上で同期できません。
use_interactive_resolver
true
調整時にインタラクティブ競合回避モジュールを使用します。
false
インタラクティブ競合回避モジュールを使用しません。
working_directory
該当するオプションが指定され、FTP を使ってスナップショット ファイルを転送する場合の、転送先のディレクトリの完全修飾パスです。
NULL (既定値)
property 用にサポートされている値の一覧を返します。
解説
sp_changemergepullsubscription は、マージ レプリケーションで使用します。
現在のサーバーがサブスクライバ、現在のデータベースがサブスクライバ データベースであると解釈されます。
エージェントのログインまたはパスワードを変更したら、エージェントを停止して再起動し、変更を反映させる必要があります。
権限
sp_changemergepullsubscription を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin または固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
参照
関連項目
sp_addmergepullsubscription (Transact-SQL)
sp_dropmergepullsubscription (Transact-SQL)
sp_helpmergepullsubscription (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)
その他の技術情報
プル サブスクリプションのプロパティを表示および変更する方法 (レプリケーション Transact-SQL プログラミング)