イベント通知の実装
更新 : 2005 年 12 月 5 日
イベント通知を実装するには、最初にイベント通知を受け取る通知先サービスを作成してから、イベント通知を作成する必要があります。
重要 : |
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Service Broker のダイアログ セキュリティを、イベント通知によってリモート サーバーの Service Broker にメッセージを送信するように構成する必要があります。ダイアログ セキュリティは、完全なセキュリティ モデルに基づいて手動で構成する必要があります。詳細については、「イベント通知のダイアログ セキュリティ」を参照してください。 |
通知先サービスの作成
Service Broker には次の特定のメッセージ型とイベント通知用コントラクトがあるため、Service Broker によって開始されるサービスを作成する必要はありません。
https://schemas.microsoft.com/SQL/Notifications/PostEventNotification
イベント通知を受け取る対象サービスは、この既存のコントラクトに従う必要があります。
通知先サービスを作成するには:
- メッセージを受信するキューを作成します。
メモ : キューでは、 https://schemas.microsoft.com/SQL/Notifications/QueryNotification
で定義されているメッセージ型が受信されます。 - このキューにイベント通知コントラクトを参照するサービスを作成します。
- サービスにルートを作成し、そのサービスに対するメッセージを Service Broker から送信する送信先のアドレスを定義します。イベント通知の送信先が同じデータベース内のサービスの場合は、
ADDRESS = 'LOCAL'
を指定します。メモ : Service Broker のルーティングにより、通知メッセージを受け取るサービスが特定されます。イベント通知の通知先がリモート サーバーのサービスの場合、通知側と通知先の両方のサーバーでルートを定義し、双方向の通信を確立する必要があります。詳細については、「Service Broker のルーティング」を参照してください。
次に、キューを作成し、そのキューにサービスを作成し、そのサービスのルートを作成して、イベント通知コントラクトからのメッセージを処理する例を示します。
CREATE QUEUE NotifyQueue ;
GO
CREATE SERVICE NotifyService
ON QUEUE NotifyQueue
(
[https://schemas.microsoft.com/SQL/Notifications/PostEventNotification]
);
GO
CREATE ROUTE NotifyRoute
WITH SERVICE_NAME = 'NotifyService',
ADDRESS = 'LOCAL';
GO
Service Broker の通知先サービスの作成方法の詳細については、「Service Broker のプログラミングの概要」を参照してください。
イベント通知の作成
イベント通知の作成には Transact-SQL CREATE EVENT NOTIFICATION ステートメントを、削除には DROP EVENT NOTIFICATION ステートメントを使用します。イベント通知を変更するには、イベント通知を削除して再作成する必要があります。
次の例では、イベント通知 CreateDatabaseNotification
を作成します。この通知は、サーバー上で発生するすべての CREATE_DATABASE
イベントに関するメッセージを、以前に作成した NotifyService
サービスに送信します。
CREATE EVENT NOTIFICATION CreateDatabaseNotification
ON SERVER
FOR CREATE_DATABASE
TO SERVICE 'NotifyService', '8140a771-3c4b-4479-8ac0-81008ab17984' ;
注意 : |
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イベント通知では、CREATE_SCHEMA イベントと、CREATE SCHEMA ステートメントの <schema_element> 定義を別々のイベントとして認識します。たとえば、CREATE_SCHEMA イベントと CREATE_TABLE イベントの両方でイベント通知が作成され、次のバッチを実行します。
CREATE SCHEMA s
CREATE TABLE t1 (col1 int)
この場合イベント通知は、CREATE_SCHEMA イベントの発生時に 1 回、CREATE_TABLE イベントの発生時にもう 1 回、合計 2 回発生します。CREATE_SCHEMA イベントと、対応するすべての CREATE SCHEMA 定義の <schema_element> テキストの両方でイベント通知が作成されないようにするか、または不要なイベント データのキャプチャを防止するためのロジックをアプリケーションに組み込むことをお勧めします。 |
イベント通知を作成するには
イベント通知を削除するには
参照
概念
イベント通知について
イベント通知のデザイン
イベント通知に関する情報の取得
その他の技術情報
ヘルプおよび情報
変更履歴
リリース | 履歴 |
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2005 年 12 月 5 日 |
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