SQL Mail
旧バージョンとの互換性を維持するため、Microsoft SQL Server 2005 には SQL Mail が用意されています。メールを SQL Server から送信するには、データベース メールを使用します。
メモ : |
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この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。SQL Server 2005 からメールを送信するには、データベース メールを使用してください。 |
セキュリティ メモ : |
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既定では、SQL Mail は SQL Server 2005 にインストールされません。詳細については、「セキュリティ構成」を参照してください。SQL Mail は、SQL Server の 64 ビット バージョンではサポートされていません。SQL Mail ストアド プロシージャを 64 ビット バージョンにインストールすることはできません。 |
SQL Mail には、電子メール メッセージを送受信、削除、および処理するためのメカニズムが用意されています。メッセージをトリガして、指定された SQL Server クエリからの特定の結果セットを受信者に表示できます。また、SQL Mail には、電子メール メッセージを読み取ったり削除したりするためのメカニズムもあります。拡張 MAPI が実装されたメール サーバーとのクライアント接続を確立すると、これらの操作を実行できるようになります。
SQL Mail は、外部の電子メール アプリケーション (Microsoft Outlook など) の拡張 MAPI クライアント コンポーネントを使用して、電子メールを送受信します。したがって、SQL Mail を使用するには、拡張 MAPI をサポートする電子メール アプリケーションを、SQL Server を実行するコンピュータにインストールする必要があります。SQL Server は、電子メール アプリケーションで提供される拡張 MAPI コンポーネントを使用して、電子メール サーバーと通信します。
メモ : |
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SQL Server 2005 の変更により、SQL Mail の SQL 認証ユーザーは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバでないと、電子メールの添付ファイルを送信できません。 |
SQL Mail では、ポスト オフィス接続、メール ストア (メールボックス)、メール プロファイル、および SQL Server のインスタンスにログインするときに使用する Microsoft Windows ドメイン ユーザー アカウントが必要です (ユーザー アカウントは SQL Server と同じドメインに属している必要があります)。MSSQLServer サービスは、このドメイン ユーザー アカウントを使用して起動する必要があります。SQL Mail 拡張ストアド プロシージャを使用すると、トリガまたはストアド プロシージャからメッセージを送信できます。SQL Mail ストアド プロシージャでは、電子メールで受信したクエリの処理と、応答の電子メール作成による結果セットの返送を実行できます。
セキュリティ メモ : |
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セキュリティを強化するため、すべての SQL Mail ストアド プロシージャおよび拡張ストアド プロシージャに対する権限を、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバに限定してください。 |