例 4 - Exists 関数を使用した拒否されたセットからのメンバの除外
この例では、データベース ロールに、次の表に示したディメンション セキュリティ設定があります。
Attribute | IsAllowed | AllowedSet | DeniedSet | ApplyDenied | VisualTotals |
---|---|---|---|---|---|
State |
True |
|
|
True |
False |
City |
True |
|
EXISTS (City..Members, {OR}) |
True |
False |
Gender |
False |
|
|
True |
False |
これらのディメンションのセキュリティ設定の結果は次のとおりです。
- City 属性に指定されている拒否されたセットは、State 属性に新しく追加されたメンバの表示を EXISTS キーワードによって制限しません。
- Gender 属性は、この属性の IsAllowed プロパティが False に設定されているので表示されません。
結果セットの確認
データベース ロールのこれらのディメンション セキュリティ設定、およびすべてのセルへのキューブ アクセスに基づき、すべてのメンバに対するクエリが送信されると、次の結果セットがキューブから返されます。
All Level | State | City | Gender | Sales Amount |
---|---|---|---|---|
All Offices |
|
|
|
27300 |
|
California |
|
|
12900 |
|
|
San Jose |
|
4200 |
|
|
San Francisco |
|
4400 |
|
|
Los Angeles |
|
4300 |
|
Washington |
|
|
8700 |
|
|
Seattle |
|
4500 |
|
|
Tacoma |
|
4300 |
|
Oregon |
|
|
5700 |
参照
処理手順
概念
例 1 - 許可されたセットを明示的に指定する
例 2 - 拒否されたセットの明示的な指定
例 3 - Except 関数を使用した拒否されたセットからのメンバの除外
例 5 - Exists 関数を使用した許可されたセットの指定
例 6 - Exists および Except 関数を使用した許可されたセットおよび拒否されたセットの指定