機能していないファイル グループ
このトピックの内容は、複数のファイルまたはファイル グループを含む SQL Server データベース (単純復旧モデルでは、読み取り専用ファイル グループのみ) に関するものです。
ファイル グループが復元されておらず、復元する必要もなければ、データベースからそのファイル グループを削除することで、機能していない状態にすることができます。機能していないファイル グループをこのデータベースに復元することはできませんが、そのメタデータはデータベース内に残ります。ファイル グループが機能しなくなった後、データベースを再起動でき、復旧によって、復元されるファイル グループ間でデータベースの一貫性が維持されます。
たとえば、ファイル グループを機能していない状態にすることは、データベース内で不要になったオフライン ファイル グループによって生じた遅延トランザクションを解決する方法の 1 つです。ファイルグループがオフラインであったことが原因で遅延されたトランザクションは、ファイル グループを機能していない状態にすると、遅延状態ではなくなります。詳細については、「遅延トランザクション」を参照してください。
ファイル グループを機能していない状態にするには
- 次の ALTER DATABASE ステートメントを使用して、ファイル グループからすべてのファイルを削除します。
ALTER DATABASE database_name REMOVE FILE file_name - 次の ALTER DATABASE ステートメントを使用して、ファイル グループを削除します。
ALTER DATABASE database_name REMOVE FILEGROUP filegroup_name
参照
概念
ログの切り捨てが遅れる要因
遅延トランザクション
ファイル復元の実行 (完全復旧モデル)
ファイル復元の実行 (単純復旧モデル)
オンライン復元の実行
ページ復元の実行
段階的な部分復元の実行