sp_helpmergedeleteconflictrows (Transact-SQL)
削除競合が失われたデータ行に関する情報を返します。このストアド プロシージャは、集中管理されていない競合のログ記録が使用されたときに、パブリッシャ側のパブリケーション データベースまたはサブスクライバ側のサブスクリプション データベースについて実行されます。
構文
sp_helpmergedeleteconflictrows [ [ @publication = ] 'publication']
[ , [ @source_object = ] 'source_object']
[ , [ @publisher = ] 'publisher'
[ , [ @publisher_db = ] 'publsher_db'
引数
- [ @publication=] 'publication'
パブリケーションの名前を指定します。publication のデータ型は sysname で、既定値は % です。パブリケーションを指定した場合は、パブリケーションに関係するすべての競合が返されます。
- [ @source_object =] 'source_object'
ソース オブジェクトの名前を指定します。source_object のデータ型は nvarchar(386) で、既定値は NULL です。
- [ @publisher = ] 'publisher'
パブリッシャの名前を指定します。publisher のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。
- [ @publisher_db=] 'publisher_db'
パブリッシャ データベースの名前を指定します。publisher_db のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。
結果セット
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
source_object |
nvarchar(386) |
削除競合のソース オブジェクトです。 |
rowguid |
uniqueidentifier |
削除競合の行識別子です。 |
conflict_type |
int |
競合の種類を示すコードです。 1 = UpdateConflict: 行レベルで競合が検出されています。 2 = ColumnUpdateConflict: 列レベルで競合が検出されています。 3 = UpdateDeleteWinsConflict: 削除が競合に優先されます。 4 = UpdateWinsDeleteConflict: 競合を避けるために削除された行の rowguid が、このテーブルに記録されています。 5 = UploadInsertFailed: サブスクライバからの挿入がパブリッシャで適用されません。 6 = DownloadInsertFailed: パブリッシャからの挿入がサブスクライバで適用されません。 7 = UploadDeleteFailed: サブスクライバでの削除がパブリッシャにアップロードされません。 8 = DownloadDeleteFailed: パブリッシャでの削除がサブスクライバにダウンロードされません。 9 = UploadUpdateFailed: サブスクライバでの更新がパブリッシャに適用されません。 10 = DownloadUpdateFailed: パブリッシャでの更新がサブスクライバに適用されません。 |
reason_code |
Int |
状況依存のエラー コードです。 |
reason_text |
varchar(720) |
状況依存のエラーの説明です。 |
origin_datasource |
varchar(255) |
競合の元です。 |
pubid |
uniqueidentifier |
パブリケーション識別子です。 |
MSrepl_create_time |
datetime |
競合情報が追加された時刻です。 |
解説
sp_helpmergedeleteconflictrows は、マージ レプリケーションで使用します。
権限
sp_helpmergedeleteconflictrows を実行できるのは、固定サーバー ロール sysadmin および固定データベース ロール db_owner のメンバだけです。
戻り値
成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 をそれぞれ返します。
参照
関連項目
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)