sp_help_notification (Transact-SQL)
指定されたオペレータに対する警告の一覧、または指定された警告の送信先であるオペレータの一覧をレポートします。
構文
sp_help_notification
[ @object_type = ] 'object_type' ,
[ @name = ] 'name' ,
[ @enum_type = ] 'enum_type' ,
[ @notification_method = ] notification_method
[ , [ @target_name = ] 'target_name' ]
引数
- [ @object_type =] 'object_type'
返される情報の種類を指定します。object_type のデータ型は char(9) で、既定値はありません。object_type には、「ALERTS」または「OPERATORS」を指定できます。ALERTS は指定されたオペレータ名に関連する警告を表示し**、OPERATORS は指定された警告名に対処するオペレータを表示します。**
- [ @name = ] 'name'
object_type が OPERATORS の場合はオペレータ名を、object_type が ALERTS の場合は警告名を指定します。name のデータ型は sysname で、既定値はありません。
[ @enum_type =] 'enum_type'
返される object_type の情報を指定します。ほとんどの場合、enum_type には「ACTUAL」を指定します。enum_type のデータ型は char(10) で、既定値はなく、次のいずれかの値を指定できます。値 説明 ACTUAL
name に関連付けられた object_types だけを表示します。
ALL
name に関連付けられていないものも含め、すべての object_types を表示します。
TARGET
name に関連付けられているかどうかに関係なく、指定された target_name と一致する object_types だけを表示します。
[ @notification_method =] notification_method
返される通知方法の列を表す数値を指定します。notification_method のデータ型は tinyint で、次のいずれかの値を指定できます。値 説明 1
電子メール : use_email 列だけを返します。
2
ポケットベル: use_pager 列だけを返します。
4
NetSend : use_netsend 列だけを返します。
7
すべて: すべての列を返します。
- [ @target_name =] 'target_name'
object_type が ALERTS の場合は検索する警告名を指定し、object_type が OPERATORS の場合は検索するオペレータ名を指定します。target_name は、enum_type が TARGET の場合にのみ必要となります。target_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。
リターン コードの値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
object_type が ALERTS の場合、結果セットでは指定されたオペレータに対するすべての警告が表示されます。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
alert_id |
int |
警告識別番号。 |
alert_name |
sysname |
警告名。 |
use_email |
int |
オペレータへの通知に電子メールを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
use_pager |
int |
オペレータへの通知にポケットベルを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
use_netsend |
int |
オペレータへの通知にネットワーク ポップアップを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
has_email |
int |
この警告で送信する電子メール通知の数。 |
has_pager |
int |
この警告で送信するポケットベル通知の数。 |
has_netsend |
int |
この警告で送信する net send 通知の数。 |
object_type が OPERATORS の場合、結果セットでは指定された警告の送信先であるすべてのオペレータが表示されます。
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
operator_id |
int |
オペレータ識別番号。 |
operator_name |
sysname |
オペレータ名。 |
use_email |
int |
オペレータへの通知に電子メールを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
use_pager |
int |
オペレータへの通知にポケットベルを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
use_netsend |
int |
オペレータへの通知にネットワーク ポップアップを使用するかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
has_email |
int |
オペレータが電子メール アドレスを持っているかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
has_pager |
int |
オペレータがポケットベル アドレスを持っているかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
has_netsend |
int |
オペレータに net send 通知が構成されているかどうか。 1 = はい 0 = いいえ |
解説
このストアド プロシージャは、msdb データベースから実行する必要があります。
権限
このストアド プロシージャを実行するには、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバであることが必要です。
例
A. 特定のオペレータに対する警告を表示する
次の例では、オペレータ François Ajenstat
が通知を受け取るすべての警告を返します。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_help_notification
@object_type = N'ALERTS',
@name = N'François Ajenstat',
@enum_type = N'ACTUAL',
@notification_method = 7 ;
GO
B. 特定の警告の送信先となるオペレータを表示する
次の例では、警告 Test Alert
に関する通知を受け取るすべてのオペレータを返します。
USE msdb ;
GO
EXEC sp_help_notification
@object_type = N'OPERATORS',
@name = N'Test Alert',
@enum_type = N'ACTUAL',
@notification_method = 7 ;
GO
参照
関連項目
sp_add_notification (Transact-SQL)
sp_delete_notification (Transact-SQL)
sp_update_notification (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)