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sp_create_removable (Transact-SQL)

リムーバブル メディア データベースを作成します。3 つ以上のファイル (システム カタログ テーブルとトランザクション ログに 1 つずつ、データ テーブルに 1 つ以上) を作成し、それらのファイルにデータベースを格納します。

ms173585.note(ja-jp,SQL.90).gif重要 :
この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 代わりに CREATE DATABASE を使用することをお勧めします。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文表記規則

構文

sp_create_removable 
   [ @dbname = ] 'dbname', 
   [ @syslogical= ] 'syslogical', 
   [ @sysphysical = ] 'sysphysical', 
   [ @syssize = ] syssize, 
   [ @loglogical = ] 'loglogical', 
   [ @logphysical = ] 'logphysical', 
   [ @logsize = ] logsize, 
   [ @datalogical1 = ] 'datalogical1', 
   [ @dataphysical1 = ] 'dataphysical1', 
   [ @datasize1 = ] datasize1 , 
   [ @datalogical16 = ] 'datalogical16', 
   [ @dataphysical16 = ] 'dataphysical16', 
   [ @datasize16 = ] datasize16 ]

引数

[ @dbname= ] 'dbname'

リムーバル メディアに作成するデータベースの名前を指定します。dbname のデータ型は sysname です。

[ @syslogical= ] 'syslogical'

システム カタログ テーブルを格納するファイルの論理名を指定します。syslogical のデータ型は sysname です。

[ @sysphysical= ] 'sysphysical'

物理名です。システム カタログ テーブルを格納するファイルの名前をフル パスと共に指定します。sysphysical のデータ型は nvarchar(260) です。

[ @syssize= ] syssize

システム カタログ テーブルを格納するファイルのサイズ (MB) を指定します。syssize のデータ型は int です。syssize の最小値は 1 です。

[ @loglogical= ] 'loglogical'

トランザクション ログを格納するファイルの論理名を指定します。loglogical のデータ型は sysname です。

[ @logphysical= ] 'logphysical'

物理名です。トランザクション ログを格納するファイルの名前をフル パスと共に指定します。logphysical のデータ型は nvarchar(260) です。

[ @logsize= ] logsize

トランザクション ログを格納するファイルのサイズ (MB) を指定します。logsize のデータ型は int です。logsize の最小値は 1 です。

[ @datalogical1= ] 'datalogical'

データ テーブルを格納するファイルの論理名を指定します。datalogical のデータ型は sysname です。

データ ファイルの数は 1 ~ 16 です。データベースが大きくなり複数のディスクに分散する必要が生じた場合に備えて、通常、複数のデータ ファイルを作成します。

[ @dataphysical1= ] 'dataphysical'

物理名です。データ テーブルを格納するファイルの名前をフル パスと共に指定します。dataphysical のデータ型は nvarchar(260) です。

[ @datasize1= ] 'datasize'

データ テーブルを格納するファイルのサイズ (MB) を指定します。datasize のデータ型は int です。datasize の最小値は 1 です。

結果セット

なし

解説

データベースのコピーをコンパクト ディスクなどのリムーバル メディアに作成し、他のユーザーにデータベースを配布する場合は、このストアド プロシージャを使用します。

権限

CREATE DATABASE、CEATE ANY DATABASE、または ALTER ANY DATABASE の権限が必要です。

SQL Server のインスタンスにおけるディスク使用量を管理できるようにするため、CREATE DATABASE 権限は通常、少数のログイン アカウントのみに与えられます。

データ ファイルとログ ファイルの権限

SQL Server 2005 では、各データベースのデータ ファイルとログ ファイルに一定の権限が設定されます。次の操作がデータベースに適用される場合は、必ずそれに対応する権限が設定されます。

Created

新規ファイルを追加するための変更操作

Attached

バック アップ操作

Detached

復元操作

これらの権限により、だれもがアクセスできるディレクトリにファイルが保存されている場合に、ファイルが間違って変更されるのを防ぐことができます。詳細については、「データ ファイルとログ ファイルのセキュリティ保護」を参照してください。

ms173585.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
Microsoft SQL Server 2005 Express Edition では、データ ファイルとログ ファイルの権限は設定されません。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

次の例では、inventory というリムーバブルなデータベースを作成します。

EXEC sp_create_removable 'inventory', 
   'invsys',
   'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Data\invsys.mdf'
, 2, 
   'invlog',
   'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Data\invlog.ldf', 4,
   'invdata',
   'C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.1\MSSQL\Data\invdata.ndf', 
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参照

関連項目

sp_certify_removable (Transact-SQL)
ALTER DATABASE (Transact-SQL)
sp_dbremove (Transact-SQL)
sp_detach_db (Transact-SQL)
sp_helpfile (Transact-SQL)
sp_helpfilegroup (Transact-SQL)
システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

その他の技術情報

データベースのデタッチとアタッチ

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手