SQLXML 4.0 のガイドラインと制限
SQLXML 4.0 を使用する場合は次の点に注意してください。
- クエリ結果として返される XML は、XML を生成したマッピング スキーマに対して検証されません。
- SQLXML 4.0 には、バージョン固有ではない PROGID とバージョン固有の PROGID が含まれています。すべての実稼働アプリケーションでは、バージョン固有の PROGID を使用することをお勧めします。SQLXML 4.0 には旧バージョンとの互換性は完全ではないため、これは特に重要です。バージョン固有の PROGID を使用すると、新しいリリースをインストールして動作に問題が起こった場合にプログラムを保護できます。リリースが変わるたび、バグ修正や設計変更などさまざまな理由によって、プログラムの動作は変更される可能性があります。バージョン固有の PROGID を使用すると、新しいリリースをインストールして予期しないエラーが発生した場合にプログラムを保護できます。バージョン固有の PROGID を使用すれば、新しいバージョンのリリースをインストールしても、アプリケーションは問題なく正常に動作します。それまで使っていたバージョン固有の PROGID を変更し、新しいリリースで最新のものを使用する場合は、実稼働する前にアプリケーションをテストする必要があります。たとえば、バージョン固有の PROGID を使用するアプリケーションでは、特定の状況下でエラーが発生する可能性があります。
つまり、SQLXML 4.0 とバージョン固有の PROGID を使用するアプリケーションを実行している状態で、他のソフトウェア プログラムをインストールすると、このプログラムによって以前のバージョンの SQLXML がインストールされる可能性があり、この場合、アプリケーションのバージョン固有の PROGID では以前のバージョンの SQLXML が参照されるため、アプリケーションで使用する SQLXML 機能が含まれていないと、エラーが発生します。 - 何らかの理由で SQLXMLOLEDB プロバイダを使用せず、代わりに SQLOLEDB の SQLXML 機能を使用する場合は、SQLXML Version プロパティを "SQLXML 4.0" に設定します。