Notification Services イベント ログ記録の構成
Notification Services の大部分のログ記録は、インスタンス レベルで制御されます。各インスタンスに、NSservice.exe.config という名前のファイルがあります。このファイル内に、Notification Services 操作のさまざまな領域のログ記録レベルを制御する XML 要素があります。これらの各領域は、1 つの XML 要素で表されます。
Notification Services のこれらの領域のログ記録レベルを構成するには、このファイル内の XML 要素の value 属性を編集して、Notification Services のインスタンスを再起動します。インスタンスを複数のコンピュータにスケール アウトしている場合は、コンピュータごとにログ記録レベルを構成できます。
NSService.exe.config ファイルの編集
既定のインストール フォルダは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Notification Services\n.n.n\bin です。NSservice.exe.config ファイルは、任意のテキスト エディタまたは XML エディタで編集できます。
NSservice.exe.config ファイルを編集するには
Notification Services をインストールしたフォルダの Bin フォルダを開きます。
既定のインストール フォルダは、C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\NotificationServices\n.n.nnn\bin です。
NSservice.exe.config ファイルを開きます。
<switches> ノードの項目ごとに、value 属性を変更することによってログ記録レベルを設定します。
次の例では、LogAdministrative ログ記録レベルを 3 に設定することにより、管理コンポーネントのエラー イベント、警告イベント、および情報イベントのログ記録をオンにします。
<add name="LogAdministrative" value="3"/>
初期状態では、各ログ記録オプションは 2 に設定されています。その結果、エラー メッセージおよび警告メッセージのログ記録だけがオンになります。
ログ記録の変更を適用するには、ファイルを保存し、Notification Services のインスタンスを再起動します。
NSservice.exe.config のログ記録要素
NSservice.exe.config ファイルは、Notification Services のさまざまなコンポーネントからイベント ログ記録を制御する要素を保持しています。その要素を次の表に一覧で示します。
要素名 | ログ記録のカテゴリ |
---|---|
LogAdministrative |
SQL Server Management Studio と nscontrol ユーティリティのイベント |
LogService |
NS$instanceName Microsoft Windows サービスのイベント |
LogEventProvider |
イベント プロバイダのイベント |
LogEventCollector |
EventCollector オブジェクトのイベント |
LogGenerator |
ジェネレータのイベント |
LogDistributor |
ディストリビュータのイベント |
LogVacuumer |
vacuumer のイベント |
LogPerformanceMonitor |
パフォーマンス モニタのイベント |
LogOther |
標準のコンテンツ フォーマッタや配信プロトコルなど、他のすべてのコンポーネントのイベント |
ログ記録レベルの値
ログ記録レベルは、アプリケーション ログに書き込まれるイベントの種類を決定します。value 属性を以下の値の 1 つに設定することで、ログ記録レベルを制御できます。
値 | 説明 |
---|---|
0 |
オフ |
1 |
エラー メッセージのみ |
2 |
エラー メッセージと警告メッセージ |
3 |
エラー メッセージ、警告メッセージ、および情報メッセージ |
4 |
アプリケーション ログにすべてのメッセージを書き込む詳細ログ |
参照
処理手順
概念
Notification Services のパフォーマンスと利用状況の監視
その他の技術情報
Notification Services のエラーおよびイベント