NS$instance_name: Generator オブジェクト
NS$instance_name: Generator オブジェクトは、Notification Services インスタンスのジェネレータ スレッドを監視するためのカウンタを提供します。各ジェネレータ スレッドは、1 つのアプリケーションの通知を処理します。
ジェネレータ カウンタは、ローカル サーバーの 1 つまたはすべてのジェネレータ スレッドを監視します。ローカル サーバーでエンジンが実行されていても、そのエンジンがジェネレータをホストしていない場合、カウンタは利用できますがデータを返しません。
カウンタ | 説明 | 用途 |
---|---|---|
Notifications Generated Per Second |
1 秒間に作成される通知の数です。 |
時間の経過と共にジェネレータが生成する通知の量を分析するために使用します。 |
Quanta Behind |
ジェネレータが遅延しているクォンタムの数です。 |
ジェネレータが現在のワークロードから遅延していないかどうかを調べるために使用します。遅延が生じている場合、データベース サーバーで実行中の他のプロセスが原因で、データベース サーバーのパフォーマンス向上、または場合によってはジェネレータ コンポーネントを実行するサーバーのパフォーマンス向上が必要になる可能性があります。 |
Quanta Failed |
ジェネレータの起動後に失敗したクォンタムの数です。 クォンタムが失敗した場合、クォンタムのルールが少なくとも 1 つは失敗しています。ルールは並列で実行されるので、1 つのクォンタム内で複数のルールが失敗していることもあります。 |
ルールの実行が失敗しているかどうかを調べるために使用します。ルールの実行の失敗原因の 1 つとして、ルールの実行のタイムアウトが考えられます。これは、データベース サーバーへの接続に問題があるか、または実行しているクエリに問題がある可能性があります。 |
Quanta Processed |
ジェネレータの起動後に処理されたクォンタムの数です。 ジェネレータが処理に追いつこうとしている場合、この値は通常の予想よりも高くなることがあります。 |
処理済みのクォンタムの数を調べるために使用します。 |
Rule Firing Failures |
ジェネレータの起動後に失敗したルールの実行数です。 |
Quanta Failed カウンタを詳細分析に使用します。 Rule Firing Failures カウンタは失敗したルールの実行数を示します。これを使用して、ルールの問題点や接続の問題点をトラブルシューティングできます。 |
Rule Firings |
ジェネレータの起動後に実行したルールの数です。 |
この値を Rule Firing Failures カウンタと比較すると、正常に実行されたルールと失敗したルールの比率がわかります。 |
Skipped Chronicle Rule Firings |
ジェネレータの起動後に、記録ルールの実行でスキップされたクォンタムの数です。 |
記録ルールがスキップされたかどうかを調べるために使用します。スキップされている場合、記録データが古いか、記録ルールに問題がある可能性があります。 |
Skipped Quanta |
ジェネレータの起動後に、ジェネレータがスキップしたクォンタムの数です。 |
ジェネレータがルールの実行をスキップするほど遅延したかどうかを調べるために使用します。 アプリケーションをチューニングするために、アプリケーション定義ファイル (ADF) の QuantumDuration 要素および ChronicleQuantumLimit 要素の調整が必要になる場合があります。 |
Skipped Subscription Rule Firings |
サブスクリプション ルールの実行でスキップされたクォンタムの数です。 |
サブスクリプション ルールがスキップされているかどうかを調べるために使用します。サブスクリプション ルールのスキップは、通知がスキップされたことを示します。 アプリケーションをチューニングするために、ADF の QuantumDuration 要素および SubscriptionQuantumLimit 要素の調整が必要になる場合があります。 |
カウンタを選択後、インスタンスを選択します。ローカル サーバーのすべてのジェネレータ スレッドの値を返す [すべてのインスタンス] を選択するか、またはジェネレータ スレッド インスタンスの 1 つを選択できます。ジェネレータ スレッド インスタンス名は、stock など、アプリケーション名と同じになります。
重要 : |
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パフォーマンス カウンタのインスタンスを利用できるのは、インスタンスの実行中だけです。 |
参照
概念
Notification Services パフォーマンス オブジェクト
アプリケーションの実行設定の指定