SQL Server Books Online の使い方
Microsoft SQL Server Books Online は、Microsoft SQL Server 2005 のドキュメント セットです。Books Online では、SQL Server を効率的に使用するために必要となる概念と手順について説明します。また、Books Online には、SQL Server を使用したデータの格納、取得、レポート、および変更を行うための言語およびプログラミング インターフェイスを説明する参考資料も含まれています。
Books Online のビューアである Microsoft Document Explorer には、ドキュメント セットから必要な情報をすばやく見つけるためのさまざまな機能が用意されています。
Books Online へのアクセス
SQL Server Books Online は次の方法で表示できます。
- [スタート] メニューから表示する : [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[マニュアルとチュートリアル] の順にポイントし、[SQL Server Books Online] をクリックします。
- SQL Server Management Studio から表示する : [ヘルプ] メニューの [カテゴリから検索]、[検索]、[目次]、[キーワード]、または [ヘルプのお気に入り] をクリックします。
- SQL Server Business Intelligence Development Studio から表示する : [ヘルプ] メニューの [カテゴリから検索]、[検索]、[目次]、[キーワード]、または [ヘルプのお気に入り] をクリックします。
- F1 キーまたはユーザー インターフェイスの [ヘルプ] ボタンから表示する : 実行中の操作に関する情報を表示するには、キーボードの F1 キーを押すか、ユーザー インターフェイス ダイアログ ボックスの [ヘルプ] をクリックします。
- [ダイナミック ヘルプ] ウィンドウから表示する : [ダイナミック ヘルプ] ウィンドウには、実行中の作業に関する Books Online トピックへのリンクが自動的に表示されます。ダイナミック ヘルプを起動するには、SQL Server Management Studio または Business Intelligence Development Studio の [ヘルプ] メニューから [ダイナミック ヘルプ] をクリックします。
Books Online 内の移動
このリリースでは、さまざまな方法で Books Online の情報を表示できるようになりました。次の方法で情報を検索できます。
- 目次から目的の情報を探す。
- キーワードを入力して情報を検索する。
- 単語や語句を指定して、ローカルおよびオンラインのヘルプ トピックを検索する (必要に応じて、検索結果を絞り込むこともできます）。
- 一般的なユーザーの業務がカテゴリ別にまとめられたリンク ([カテゴリから検索] ページ) を参照する。
- [ダイナミック ヘルプ] ウィンドウで、実行中の作業に関するトピックの一覧を参照する。
- ユーザー インターフェイス要素が表示されているときに F1 キーを押して、その要素に関するトピックを表示する。
必要な情報をより早く見つけられるようにするため、SQL Server 2005 および Document Explorer には新機能が追加されました。また、既存の機能も強化されています。次の表は、Books Online の新機能および拡張機能の概要と、その詳細情報へのリンクを示しています。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
目次 |
技術、コンポーネント、作業内容ごとにトピックを論理的かつ適切にグループ化し、参照しやすくします。 |
キーワード |
SQL Server のトピックを、キーワードまたはタスクごとにアルファベット順に検索できます。 |
検索 |
フィルタ処理された、またはフィルタ処理されていないトピックのキーワード検索を実行する検索エンジンです。 詳細については、以下に示す「ヘルプ トピックの検索方法」、または「方法 : ヘルプの目次にフィルタを適用する」を参照してください。 高度な検索の詳細については、「フルテキスト検索のヒント」を参照してください。 |
カテゴリから検索 |
SQL Server の一般的な作業がテクノロジ別にグループ化されており、関連するトピック ページを階層的に参照できます。 詳細については、「方法 : 情報をカテゴリ別に閲覧する」を参照してください。 |
ヘルプのお気に入り |
後で簡単に参照できるようにトピックと検索結果を保存できます。 参照したトピックへのリンクの保存の詳細については、「方法 : お気に入り情報へのリンクを保存する」を参照してください。 使用したヘルプでの検索結果の保存の詳細については、「方法 : ヘルプ検索を保存する」を参照してください。 |
ダイナミック ヘルプ |
SQL Server Management Studio 環境または Business Intelligence Development Studio 環境で作業する際、関連する情報へのリンクが自動的に表示されます。 |
次の表は、SQL Server 2005 Books Online の機能と、SQL Server 2000 Books Online の機能との比較です。
| SQL Server 2000 の Books Online | SQL Server 2005 の Books Online |
|---|---|
目次 |
目次機能は SQL Server 2005 では変更されていません。 |
キーワード |
キーワード機能は SQL Server 2005 では変更されていません。 |
ヘルプのお気に入り |
SQL Server 2005 Books Online には次の機能が追加されました。
|
検索 |
SQL Server 2005 Books Online には次の機能が追加されました。
|
カテゴリから検索 |
これは、SQL Server 2005 Books Online の新機能です。 |
ヘルプ トピックの検索方法
Books Online のヘルプのローカル ソースおよびオンライン ソースの両方を検索できます。[検索] ページでは、[ローカルのヘルプ]、[MSDN オンライン]、[Codezone コミュニティ]、[質問] の 4 つのリソースから情報を検索できます。
- [ローカルのヘルプ]。SQL Server 2005 のインストール メディアから Books Online と共にインストールされたトピックのセットです。Business Intelligence Development Studio では、ローカルのヘルプに MSDN ライブラリが含まれる場合もあります (MSDN ライブラリは、SQL Server 2005 および Visual Studio で使用できます)。ローカルのヘルプを更新する方法については、「Books Online のダウンロードと更新」を参照してください。
- [MSDN オンライン]。Microsoft Developer Network (MSDN) は、Microsoft の製品と技術を利用したアプリケーション構築を支援する開発者向けのサービス セットです。ここでは、Microsoft 製品を使用するソフトウェア開発者向けのサポート技術記事、ホワイト ペーパー、インタビュー、サンプル コードが提供されます。Books Online のトピックは MSDN ライブラリの一部です。
- [Codezone コミュニティ]。このサイトは、Microsoft SQL Server、Microsoft .NET Framework、および Microsoft Visual Studio .NET の技術に関する、サード パーティのヒント、サンプル コード、アドバイス、個人の専門家からのニュースのリソースとなります。
- [質問]。[質問] を選択すると、MSDN フォーラムで内容を検索することができます。
これらのプロバイダから得られた検索結果を絞り込むには、[検索] ページで、[言語]、[テクノロジ]、または [コンテンツの種類] から必要なオプションを選択します。
オンライン プロバイダからの検索結果を別の言語で表示するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[ヘルプ] の [全般] ページをクリックして、[トピックの言語] を選択します。結果を英語と別の言語の両方で表示するには、[英語のトピックも表示する] チェック ボックスをオンにします。
Books Online でのオンライン ヘルプ機能の使い方
Document Explorer では、オンライン ソースからの情報をヘルプの履歴に含めるかどうかを指定できます。使用可能なオプションは次の 3 つです。
- 最初にオンライン、次にローカルで実行。Books Online のトピックのオンライン バージョンは、[カテゴリから検索] を選択するか、F1 キーを押すと表示されます。インターネットへ接続されておらず、ローカルのヘルプがインストールされている場合、ヘルプには引き続きローカルのヘルプのトピックが表示されます。ローカルのトピックとオンラインのトピックは共に検索結果に表示されます。
- 最初にローカル、次にオンラインで実行。Books Online のトピックのローカル バージョンは、[カテゴリから検索] を選択するか、F1 キーを押すと表示されます。ローカルのヘルプ トピックを使用できない場合は、オンライン バージョンのトピックが検索されます。ローカルのトピックとオンラインのトピックは共に検索結果に表示されます。
- オンラインではなく、ローカルのみで実行。Books Online のトピックのローカル バージョンは、[カテゴリから検索] を選択するか、F1 キーを押すと表示されます。ローカルのトピックのみが検索結果に表示されます。
次の 2 つの方法で、選択を行うことができます。
- [オンライン ヘルプの設定] ダイアログ ボックス。このダイアログ ボックスは、F1 キーを押す、ダイアログ ボックスの [ヘルプ] をクリックする、または [ヘルプ] メニューの [カテゴリから検索] を選択して、トピックを最初に検索するときに表示されます。
- [オプション] ページ。[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[ヘルプ] を展開して [オンライン] ページを表示します。次に、[ヘルプ コンテンツを読み込むとき] でいずれかのオプションを選択します。
Books Online のヘルプ設定の調整
ヘルプ設定を調整するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[ヘルプ] を展開して、[全般] または [オンライン] をクリックします。調整可能な設定は次のとおりです。
- 統合ヘルプの有効化。SQL Server Management Studio または Business Intelligence Development Studio では、環境内でのドッキング ウィンドウとして開くようにヘルプを構成できます。統合ヘルプを有効にするには、[全般] ページの [次を使用してヘルプを表示する] ボックスの一覧で [統合ヘルプ ビューア] を選択します。
- トピックの要約の表示/非表示。トピックの要約を検索結果に表示するには、[全般] ページで [トピックの要約を表示する] チェック ボックスをオンにします。
- ページごとの検索結果数の変更。検索ページに一度に表示される検索結果の数を調整するには、[全般] ページで [ページ毎の検索結果] の値を変更します。
- 検索結果の言語の変更。オンライン プロバイダからの検索結果を別の言語で表示するには、[全般] ページで [トピックの言語] を選択します。結果を英語と別の言語の両方で表示するには、[英語のトピックも表示する] チェック ボックスをオンにします。
- オンライン設定の変更。前の「Books Online でのオンライン ヘルプ機能の使い方」を参照してください。
- 検索プロバイダの変更。検索プロバイダの一覧を変更するには、[オンライン] ページの [検索するプロバイダ] および [Codezone コミュニティ] の一覧からプロバイダを選択します。
.gif "ms166020.note(ja-jp,SQL.90).gif") メモ : |
|---|
| Books Online のヘルプ設定は SQL Server Management Studio と共有されます。ただし、ヘルプ設定が独立している Business Intelligence Development Studio とは共有されません。 |
詳細については、「[全般] ([オプション] ダイアログ ボックス - [ヘルプ])」および「[オンライン] ([オプション] ダイアログ ボックス - [ヘルプ])」を参照してください。
ヘルプのトピック内での機能の使い方
次の表は、ヘルプ トピックで使用できる機能の一覧です。
- すべて折りたたみ
トピックの主要セクションの内容の表示/非表示を切り替えるには、[すべて折りたたみ] をクリックします。
- 関連項目
[関連項目] をクリックすると、関連するトピックの一覧に移動します。
- フィードバックの送信
Books Online ユーザーからの貴重な情報を収集するため、SQL Server ドキュメントにはフィードバック機能が組み込まれています。フィードバックを送信するには、[フィードバックの送信] をクリックし、トピックの一番下にある「ドキュメントに関するフィードバック」セクションの指示に従います。詳細については、「SQL Server 2005 に関するフィードバックの送信」を参照してください。
- コードのコピー
[コードのコピー] は、Books Online サンプル コードの右側にあるボタンです。このボタンをクリックして、サンプル コードをコンピュータのクリップボードにコピーします。